読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2003年3月発行 広報よみたん / 4頁

読谷村の先人、比嘉秀平・屋良朝苗平両先生に学ぶ

読谷村の先人、比嘉秀平・屋良朝苗平両氏に学ぶ

読谷村立美術館では、昨年の十二月十一日から今年の一月十九日までの四週間、日本復帰三〇周年記念事業特別展として「波濤に生きた比嘉秀平と屋良朝苗の足跡を偲ぶ」が開催されました。
 展示会開催中、多くの村民が同展を参観しました。特に、小中学生を対象に、特設授業が開催され多くの児童生徒が読谷村の偉大な先人である比嘉・屋良両氏の足跡を学びました。
 総合学習の一環として取り組まれたこの特設授業には、一月七日の渡久山朝章氏の講話を皮切りに、岳原宜正氏、石川元平氏の三氏が講師として比嘉・屋良両氏の人柄とその時代背景を詳しく解説しました。講話に耳を傾けたのは、喜名小学校四~六年生(二五九人)、渡慶次小学校三~六年生(二四〇人)と読谷高等学校二年生(四六人)の合計五四五人。初めて読谷村の偉大な先人にふれた児童が多く、比嘉秀平氏が九歳の時にサトウキビの圧搾機に手を挟まれ右手が不自由になったこと、それでも勉学に励み、立派に主席になったこと。一方、屋良氏も、貧しかった故に渡慶次小学校の使丁を勤めながら一生懸命勉強して先生になり、後に県知事にもなりました。沖縄県教職員会長として児童・生徒のために一生懸命頑張って、全国行脚をして学用品や学校機材を集めたことに関心を寄せ、メモを取るなど熱心に学びました。

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