お茶を通して触れ合いを
にぎわった中学生と園児の交流茶会 古堅幼稚園
二月六日は、とても暖かい日でした。
日本の伝統文化である茶道にふれながら、異年齢の交流を目的とした恒例の古堅中学校と古堅幼稚園との交流会を今年も開催することができました。古堅幼稚園は現在新築中で仮設のプレハブ園舎ですが、狭いながらも工夫をこらして茶席をつくり、保護者の皆さんが準備をして進めてくれました。茶席を設けた保育室に、運動場に、小学校の多目的室に園児と中学生のにぎやかな声が広がり、笑顔がいっぱいの楽しい一日となりました。古堅中学校は、三年生の選択教科の中に茶道が位置付けられ、選択している生徒の多い三年七組が選ばれての交流となりました。皆さんのお点前を見せて貰った後は中学生の介添えや指導を受けながら、園児たちもお点前やお運びなどを経験し、お菓子やお茶をいただき、茶筅をふり、日本の伝統文化にふれることができました。その後は運動場や保育室で遊びました、最初の内は関わり方が分からず、戸惑いがちな中学生でしたが園児のひとなつっこさにひかれて、ダンスや鬼ごっこなど汗だくで取り組んでいました。園児たちも、大きな中学生の肩に乗ったり、おんぶされたり大喜びです。最後のセレモニーでは「忙しいのに来てくれてありがとう。いっぱい遊んでくれてありがとう。」と園児が言えば「皆さんも僕たちみたいなかっこいいお兄さんお姉さんになって下さい。」と中学生、微笑ましい交流の成果は中学生や園児の笑顔にみえました。機会を下さった、古堅中学の比嘉秀勝校長先生、三年七組担任の高良直子先生、家庭科担任の照谷公子先生他中学生を引率して下さった小浜廉先生、お茶の指導と茶道具一式をかして下さった幸喜美音子先生に心から感謝いたします。又、早朝からお手伝い下さった本園の保護者の皆様にも感謝です。お菓子の甘さとお茶のほろ苦さが重なり合った、園児と中学生の楽しい一日でした。「人は人の温かさの中で育つ」そのような実感が味わえる交流会でした。
(古堅幼稚園園便りより)