村民待望の村道牧原線起工式を挙行
大湾交差点から嘉手納町久得の嘉手納運動公園を経て、沖縄市に通じる村道牧原線の起工式が二月十七日に行われました。
この道路は久しく地域住民から早期開通が待たれていましたが、地域が軍用地であり、一九九九年の一部返還、残りも日米合同委員会で返還が合意されたことから実現する運びとなりました。この牧原線は幅員が一六メートルあり、総延長は一、三二〇メートル。本年度は一八〇メートルを手がけ、総事業費約二〇億円をかけ、供用開始は二〇〇六年度を予定しています。
安全祈願祭には、国・村行政関係者や工事・地域関係者四〇人余が参加しました。
浄地の儀を執り行った安田村長は、「村民が長い間待ちわびていました。この地域が返還され、那覇防衛施設局及び南部国道事務所との調整、そして設計がなされいち早く村道の位置づけがなされ感慨深いものがあります。」と述べました。
岡崎匠防衛施設局長は、「この道路は一九八一年から都市計画道路の位置づけがなされ、村民が待ち望んでいた道路であり、安田村長から早急に成し遂げたいとの意向があり、そのお手伝いができ嬉しく思います。」と述べました。
二〇〇六年度の供用開始により国道五八号の慢性的交通渋滞の解消、屋良に移転するニライ消防本部からの緊急車両の出動や嘉手納高等学校への登下校、自動車道へのアクセスなど大きく住民生活の利便性が高められます。