読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2003年4月発行 広報よみたん / 13頁

読谷村の文化財(25) シラシウタキ

読谷村の文化財(25)
シラシウタキ

 シラシウタキは字波平アガリジョーから座喜味城跡公園に向かう村道途中に位置し、住宅の近くにあります。そこは字上地のシラシ原(現代表記で志良志原)となっています。
 直径一メートル程の白くて丸い岩が地中から突き出ており、この岩が神の依代(イベ)と思われます。岩の前には香炉があります。琉球王府の編纂した「琉球国由来記」という古い文献によると、「志良世嶽」とあり、祭祀は座喜味ノロがおこなうとあります。また、昔、船に関する合図として、ここで「のろし」をあげたと伝わっており、「シラシ」という地名は船に「知らせる」から由来したものと考える説が有力です。
文・文化振興課 仲宗根求

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