(7)地域からの仕事づくり
農業につきましては、農地の集積、担い手の育成・確保などを推進するとともに指導体制の強化及び流通体制の整備、併せて地域に適した作物と営農類型の確立により生産性の安定向上を図ります。
紅イモにつきましては、県外出荷に対応する生産体制の確立に取り組み、モデル展示圃の設置、防除技術の向上、消費市場調査などを行い、高品質の紅イモ生産を推進し併せてイモの日宣言推進事業の展開により紅イモブランドの確立に努めてまいります。
小ギクにつきましては、防風平張施設の導入による安定生産と出荷体制の整備を図るとともに、引き続き減農薬による環境に配慮した拠点産地の形成に努めます。
果樹につきましては、引き続きパパイヤ、メロンなどの生産技術の向上と生産体制の確立を図り販売促進に取り組んでまいります。また、近年県外消費が増えておりますゴーヤー、インゲンなどにつきましても、生産及び販路拡大に努めてまいります。畜産業についても、優良種畜の導入を実施し生産拡大を推進いたします。
農村総合整備事業は、瀬名波通信施設の跡地利用に向けた担い手型の土地改良事業導入のため、農村環境計画を策定するとともに、引き続き読谷西部地区の集落道定住促進施設の整備を実施してまいります。
生産基盤整備につきましては、読谷西部地区における県営担い手育成畑地帯総合整備事業を推進するとともに、農道整備事業を実施してまいります。
林業につきましては、松食い虫被害木伐倒処理事業を継続実施してまいります。
水産業につきましては、養殖事業、魚介類の放流事業、オニヒトデ駆除、大型定置網購入補助など漁業組合の活動を支援し、漁業の活性化を図ります。
商工業振興につきましては、引き続き読谷村商工会振興事業、中小企業育成事業を実施いたします。また、厳しい雇用情勢が続く中、国・県と連携し緊急地域雇用創出特別事業を継続してまいります。
観光の振興につきましては、世界遺産周辺整備事業によりやちむんの里の整備や喜名番所一帯の整備に係る実施設計を行います。また、本年度より沖縄体験滞在交流促進事業を導入し、琉球料理や琉球舞踊などの体験施設を整備し観光拠点の整備を図ってまいります。