(9)自治の郷を築くむらづくり
地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担っております。本村の村づくりは、村民の自主的、主体的そして創造的な活動に支えられてきました。それは、村民が地域を大切にし、読谷を誇りに思う情熱が村づくりに結集されてきたものであります。
市町村合併につきましては、今後の国の地方交付税制度や国庫補助負担金見直しの動向、地方税収や行政を維持していくための財政需要など合併に対するメリット・デメリットを総合的に検証し、今後の公共サービス水準の質の確保、合併による行財政の効率化や節減の観点などを明らかにする必要があります。昨年発足しました北谷町、嘉手納町と本村の三町村による事務レベルの合併問題研究会において調査研究を進め、議会並びに村民のみなさんとともに方向付けをしてまいりたいと思います。
本年度は、本村の政治、自治、経済、文化、福祉などの発展に寄与された方々の功績を讃え第三回読谷村功労表彰式典を行ってまいります。
各字など地域コミュニティーとの連携強化を図り、活動を支援してまいります。また、ノーベル平和賞を夢みる村民基金は、各種団体などにより活力ある地域づくりに生かされており、引き続き村民の創意工夫による地域活動を支援してまいります。
ゴミ処理や消防業務、し尿処理や介護保険業務など広域行政の拡充を図るとともに、中部広域市町村圏事務組合の構成市町村との連携強化に努めてまいります。
引き続き、男女共同参画社会の実現を目指し「読谷村行動計画」に基づき各種事業に取り組んでまいります。