絵画・眼差しの経験
美術館で三人展
読谷村美術館において六月八日から二十九日までの間、ー絵画・眼差しの経験ー「山城茂徳・山内盛博・大城勝 三人展」が開催されました。
今回の三作家は、四〇代後半の作家。山城茂徳氏は、木製ボックスにシルクスクリーンを使い「曖昧な記憶」と題して一九九〇年から二〇〇二年までをそびえ立つボックスの五組構成で迫力ある作品を出品。山内盛博氏は額縁を使わないで大きな用紙にパステルとアクリルガッシュを使い淡い色合いで「色の形」「イノーの色・海・風」を表現していました。また、大城勝氏は木製パネルに綿布にアクリルで「Hora1~6」を展示しており、それぞれ参観者の感心を引いていました。
七日のオープニングセレモニーには三作家が自らの作品を解説しながら案内し、その後、翁長直樹氏をコーディネーターに立て三氏による「ギャラリートーキング」があり、それぞれの作家としての歩みから表現「見ること」「表現すること」のズレ、一般的に言われる抽象画との違いについて語られました。