保育の窓二七
「園外保育大好き!」
子供たちは園外保育が大好き。晴れている日には、「先生、今日お散歩行く?」と朝から元気いっぱい!
園内環境では直接体験できないような経験をさせる目的から保育園外へ園児を連れ出して、色々な事柄を経験させてあげる保育が、園外保育です。「海岸(公園)の清掃を通して環境の大切さを知る」事を目的に、普段園外保育で利用させていただいている海辺周辺の清掃を、年長クラス(すみれ組二四名)が七月、十一月の二回に分けて、頑張って取り組みました。拾う物を事前に話し合い、危ない物には手を触れない事を約束し、いざ出発!二人一組でビニール袋を手にし、プラスチック、ビニール袋類、お菓子の包み、空き缶類等を拾いました。初めての経験とあって、ゴミが落ちていることに気づかない子もいれば、意欲的に何でも拾う子もいるといった様子でした。はじめは、「汚いから先生拾って」と依頼することも…(笑)。「先生、ガラス」「ライター」「花火」「タバコ」と次々と反応が現れました。以外にもゴミが多く色々な物が落ちている事に子供たちも、引率をした保育士もびっくりさせられました。「先生、こんな所にゴミを捨てたらダメだよね!」「誰が捨てたのかね?」と…。子供たちは感じ、気づき始めました。今回、子供たちは頭ではなく、心と体で環境の大切さ、自然を守るということを実感することができたと思います。感動したり、共感したり、不思議に思ったり、発見したりと、様々な体験を通して生きる力、豊な心を育んでいける様に自然に直接触れさせ、経験させ、自分の目で見て、自分の頭で考える、そんな保育にこれからも取り組んでいきたいと思います。
わかたけ保育園
主任保育士 吉田ルミ子