支え合う社会めざして
あやとり広場⑨
~第七回女性サロン~
今回は、第七回女性サロンについてご紹介します。
去る一月十一日から二月一日の間、女性の生き粋きライフステージを支援し、それぞれの個性と能力を発揮し、あらゆる分野に主体的に参画する視点を養うことを趣旨としてふれあい交流館と企画財政課の共催で、平成十六年度の女性サロンが開講されました。
講座は、全五回の日程で、読谷村在住のタレントの高見知佳さんの講演をはじめ、芝幸一郎氏の有用微生物群「EM」を利用した環境にやさしい洗剤づくりと生ゴミ処理について学び、森永卓郎氏のてぃるる新春特別講演会「ワクワクドキドキシンプル人生」と題した講演会に参加。最後は、オペラ歌手の知花章氏経営の「プリマベーラ」において、おいしい手作りケーキをいただきながら、迫力ある歌声を拝聴し、ぬちぐすい、耳ぐすいをしました。
「私のライフスタイル」と題した高見さんの講演は、自身のこれまでの体験を通し、家族や多くの人との出会いから、強さや優しさ、感謝の気持ちを学んだということや、現在、地域の人たちと関わりながらの子育ては、大変ながらも楽しく学ぶことも多いなど、絵本の読み聞かせを交えた心温まる内容の講演でした。
知花氏の講座では、留学した先のイタリアやオーストリアでの体験談や先生のオペラを聴き、遠い異国の文化や雰囲気を感じ、クラシック音楽の発祥の地に想いをはせることができ、さらにオリジナルの曲では、自然をイメージでき、心なごませてくれた講座でした。
芝氏の講演を受講した方からは、「有用微生物群『EM』のお話は、今回の講座の中で、一番の楽しみにしてきました。」と話し、環境にやさしい洗剤づくりやごみ処理について学び、生活に取り入れていきたいと喜びの声が聞かれました。
閉講式のあいさつで、ふれあい交流館の照屋館長は、「女性が元気な読谷村。いろんなことに興味を持ち学ぶことで、生き粋きといつまでも輝いてください。ゴミ問題も、できることから始め、きれいな環境にしていきましょう。また、女性の地位向上や女性問題にも関心をもって男女共同参画社会に向けて一人ひとりが認められ、支え合える社会づくりも、身近な家庭の中から築いていきましょう。」と述べました。
第七回目を数えた女性サロンは、応募者数も多く四一名の参加がありました。中でも今回初の試みとして、託児所を設けたことで、子育て真最中のお母さんの参加もあり、今後もこのシステムを利用していただき、多くの方が参加できるようにしていきたいと思います。
企画財政課 平良充子