読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2005年3月発行 広報よみたん / 17頁

読谷村の文化財(48) 比謝川のメヒルギ群落

読谷村の文化財(48)
比謝川のメヒルギ群落

 比謝川大橋の下流にメヒルギ群落があります。亜熱帯や熱帯地方でヒルギ科などの植物が広がるとマングローブ林となります。ここ比謝川ではまだ小さなメヒルギ群落の広がりですが将来大きな林になることでしょう。マングローブ林は海水と淡水が混ざる場所(汽水域)にでき、土壌には泥が必要です。また、波が静かで干潮時には干上がることも必要です。マングローブ林は主に次のようなことで環境に役立ちます。一つめは水質を浄化します。二つめは小さな生き物の魚・カニ・貝などのえさ場となり、すみかになります。三つめはマングローブ林の内陸のガジマルなどの植物を潮風や厳しい風雨から守ります。どこにでも育つ植物ではなく、読谷では長浜川河口にもわずかに芽生え始めており大切にしていきたいものです。
文・文化振興課 仲宗根 求

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