読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2005年4月発行 広報よみたん / 7頁

保育の窓三〇 みんな同じだね

保育の窓三〇
みんな同じだね

 子育て支援センター「はばたけ」が開設して早や四年が過ぎます。その間にはたくさんの親子が利用し、そして羽ばたいていきました。三月はセンターも保育所の職員同様にちょっと寂しい気持ちと子供たちの成長を嬉しく思う気持ちとが交差します。でもすぐに新しい親子を迎えます。縁あっての出会いですから大切にしたいですね。
 夢にまで見た我が子の誕生、可愛くないはずがありません。でもね、二四時間ずっと一緒にいると…。特に第一子を子育て中の新米ママは大変そうです。母乳をあたえオムツを取替え、もう満足してねてくれるはずなのに、眠るどころか泣き出す赤ちゃん。抱いてあやしてもただ泣くばかり。「どうして泣くの?」とただオロオロし不安になるおかあさん。こんな時おかあさんの側に「大丈夫だよ、赤ちゃんは泣くのも仕事。みんなこんなふうに大きくなっていくんだよ」とアドバイスをしてくれる先輩ママがいるとどんなに力強い事か!きっと不安もイライラも解消されるはずです。夜中に何度も起こされ、外出も出来ない大変な今の状態がいつまでも続くと思っているお母さんたち。そこに「私の子もそんな状態だった、夜泣きもしていたよ、でもほら見てごらん今はこのとおり…」と話す先輩ママのゆとりの一言があるとどんなに安心できるでしょう。そんな子育ての情報提供の場が支援センターです。「もう少しすれば私の子もあのように成長するんだ」と思うと安心してきっと「赤ちゃんが泣く」事も受け入れてあげられ、穏やかな気持ちで我が子と向き合い子育てができるはずです。もちろん子育ては大変です。だからこそやりがいがあると思います。
 そして少し自信がついたらお母さん、今度はあなたが困っているに方にアドバイスをしてあげる番です「大丈夫だよ」とね。
 支援センターでは現在二つの子育てサークルが活動しています。
 仲良しグループの親子が集まり、より親密な情報交換をしながら子供と一緒にオモチャを作ったり、お誕生会で披露するリズム遊びを練習するなど母親のリフレッシュにもなり子供たちも生き生きとしています。
 又、村では子育てサポート・リーダー(有料)が養成されました。ちょっと大変な時は助けてもらうといいですね。
 さあ一度支援センターを訪ねてみてください。あっという間の乳幼児期の子育てを親子で育ちあいその感動を共にしましょう。
文、子育て支援センター
       新里千代子

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