読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2005年4月発行 広報よみたん / 5頁

四、本年度の実施項目

四 本年度の実施項目
 次に平成十七年度(二〇〇五年度)の主な施策の概要を申しあげます。

(1)自然と共に生きる
 本村の持つ亜熱帯の豊かな自然は、村民共有の財産であり、むらづくりにあたっては、自然環境の保護・育成を重視してまいります。
 引き続き、沖縄県による宇座地区海岸環境整備事業、ため池等整備事業を推進してまいります。
 また、自然と調和する土地利用の実現を図るため、農業振興地域整備計画を総合的に見直し、計画的な土地利用と農業の近代化を進め、村土の有効利用と発展に努めてまいります。
 墓地の土地利用行政につきましては、墓地整備基本計画を策定し、今後の墓地のあり方を検討してまいります。

(2)平和の郷を築くむらづくり
 今年は終戦六〇年の節目を迎えます。二十一世紀が平和で安定した世紀であるよう願いを込め、引き続き平和創造展の開催や、平和学習の受け入れなどに取り組み、平和村づくりの推進に努めてまいります。

(3)ゆんたんざ文化づくり
 村民総参加による読谷まつりは今年で三一回目を数え、一〇年ひと区切りの新たな一歩を踏み出してまいります。読谷まつりが村民の心の故郷として愛され、そして発展・継承されるよう、これまでの成果を受け継ぎ、村民とともに内容の充実に努めてまいります。
 鳳ホールでは、村民音楽祭や児童ミュージカル公演など多彩な分野の公演を開催するとともに、文化協会をはじめ村民の文化活動を支援してまいります。
 開館十五周年を迎える美術館におきましては、「読谷山花織展」、「アート イン ユンタンザ」などの企画展示を開催するとともに、教育普及事業に取り組み、村民の文化芸術の振興・発展に努めてまいります。
 また、開館三十周年を迎える歴史民俗資料館では、特別企画展「民俗・考古資料にみる造形」を開催し、伝統と創造の具現化・発展に向けて躍動する地域に根ざした資料館としてその充実に努めてまいります。
 文化交流の推進につきましては、子ども会交流事業、海外移住者子弟研修生受入事業を継続実施してまいります。また、国際性豊かでチャレンジ精神旺盛な生徒の育成を目指し、中学生海外ホームステイ事業、中学生欧州派遣交流事業を継続実施し、国内外の文化交流と人材の育成に努めてまいります。

(4)ちむ美らさの人づくり
 次代を担う子供たちがたくましく生き、健やかに成長できるよう、自ら学ぶ力をつけ、豊かな人間性や社会性そして国際性に富んだ人材を育んでいかなければなりません。
 学校教育の充実につきましては、これからの社会変化に主体的に対応できる資質や能力を育成し、自ら学ぶ意欲を持ち、心豊かでたくましく生きる児童生徒を育むため、心の教育を推進してまいります。また、幼稚園・小学校・中学校との連携を密にした相互授業の推進、総合的学習の時間を利活用した郷土学習の充実に取り組んでまいります。
 教育環境の整備につきましては、古堅中学校校舎新増改築事業を実施し、学習環境の充実を図ります。
 生涯学習・社会教育につきましては、ふれあい交流館での各種講座の開催や村立図書館の利用拡充を図り、学習機会の充実に努めるとともに、社会教育団体の育成を推進してまいります。また、地域の子供たちが安心・安全に活動できる場所として、南部地域に地区公民館を指定し、地域ニーズに合わせた教室・講座を開設してまいります。さらに、長浜地区学習等供用施設事業に着手し、地域の生涯学習の拠点として整備してまいります。
 スポーツ・レクリエーションの充実につきましては、各種スポーツ大会、教室及び指導者育成事業などを実施し、生涯スポーツ社会の実現と村民の健康増進に努めてまいります。

(5)ゆいまーる暮らしづくり
 村民健康づくりにつきましては、基本健診や二次検診および人間ドックの強化を図ってまいります。また、予防接種等を継続実施するとともに、経費の個人負担を一部廃止し、さらに「健康づくり村民の集い」の充実に努めてまいります。
 生き活きゆいまーるにつきましては、老人クラブ連合会を中心とした活動の支援や老人福祉センターの運営充実に努めるとともに、ゆいまーる共生事業を継続実施し、お年寄りの地域ケアの推進を図ってまいります。
 また、敬老交付金の対象年齢を五歳引き上げてまいりますが、高齢者健康づくり教室の開催や生活習慣病予防対策訪問指導の強化を図るとともに、健康増進施設の整備に向けて、取り組んでまいります。
 老人福祉の充実につきましては、機構改革により窓口を一元化し、組織体制の強化と機能の充実に努めるとともに、村民サービスの向上に努めてまいります。
 母子・児童福祉につきましては、引き続き、少子化対策、地域における子育て支援、児童の健全育成、そして保育サービスの充実に努めてまいります。
 障害者保健福祉につきましては、障害者の社会参加を促進し、就労支援を図るとともに、心身障害者の活動を支援してまいります。

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