読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2005年5月発行 広報よみたん / 9頁

めざせ健康ゆんたんざ 二五 あなたは健診を受けていますか?   ~健康づくりは自分の健診結果を知ることから~

めざせ健康ゆんたんざ 二五
あなたは健診を受けていますか?   ~健康づくりは自分の健診結果を知ることから~

 あなたは自分を健康だと思いますか?あなたはどういうときに自分が健康だと思いますか?お話をうかがう機会に聞かれる声が、「快眠快便」「ご飯がおいしく食べられる」「どこも痛くないし、なんともないから」という方が多いです。それも健康であることのひとつですが、それだけで健康といってよいのでしょうか。健康を意識するときはいつですかと聞いたところ、「風邪などをひいて体調をくずした時」「友人が亡くなった時」という方が多くいました。日ごろは意識したことがないという方も多いと思います。
 この連載の中で生活習慣病についてお話してきました。読んでいただいている方には「痛い所がない」イコール「健康」ではないことがわかりますよね。生活習慣病は痛い、かゆいなどの自覚症状のないまま進行していきます。自覚症状が出てきたときには遅いのです。そこで、「健康」のチェックポイントの中に健診を加えてみてはいかがでしょうか。健診の中では生活習慣病に関する項目が含まれています。健診を受けることで、生活習慣病について、今の自分は青信号なのか黄色信号なのか赤信号なのかがわかります。青信号の方は、まず安心、結果が基準値内でも年々上がってきてはいないかなどを確認し、健康を保ち、さらに健康増進に努めていくことを考えることができます。また、黄色信号、赤信号の方は、これ以上進行しないように今の生活習慣をどう改善していけばいいのかを考える機会になります。
 役場では職場などで健診を受ける機会がない方を対象に住民健診を実施しています。しかし、読谷村では健診の受診率が低く、特に二〇代から五〇代の働き盛りの年代の受診率が低い現状です。沖縄県は六五歳未満の若い方の亡くなる率が全国一高い県です。しかも、わが読谷村は県平均を上回っています。あなたのまわりでも、若くして心筋梗塞や脳卒中などの防げる病気でなくなった方がいませんか?その方は若いころから健診を受けていましたか?また、健診結果を活かして生活の改善につなげていたでしょうか?
 五月二十六日、二十七日の波平公民館を皮切りに今年も住民健診が始まります。年に一度は健診を受けて健康について意識する機会とし、自分の健康状態の確認と生活改善の第一歩を踏み出していただきたいと思います。
 今年度より健康共生課が健康増進課となりました。これからも皆さんの健康づくりのお手伝いのためにぜひ私たち保健師、栄養士をご活用ください。
健康増進課 
   保健師 又吉由樹子
写真:住民検診の様子
コンピューターを導入し受付がスムーズになりました。また、過去の健診データをもとに健康相談も行っています。どうぞお気軽に健診へいらしてください。

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