読谷村水道施設整備事業の
再評価について
平成十六年度事業として、実施しました読谷村水道施設整備事業の再評価について、読谷村上水道第五次拡張事業(平成十二~十五年度まで)についての水道施設整備事業再評価委員会による意見書のうち、審議意見(抜粋)と村の対応について公表します。
①採択後の事業を巡る社会経済情勢の変化
計画給水人口・一日最大給水量の推計により、目標年度平成二十年には計画給水人口四一、八八〇人、一日最大給水量一七、〇〇〇立法メートルに達すると見込まれる。昭和三十九年の第一次拡張計画から第五次拡張計画と今日まで計画的に事業は軌道に乗っており、計画の変更は必要ないものと判断する。
②採択後の事業の進捗状況
採択後の事業の執行状況及び事業計画の工程は、順調に進捗していると判断する。
③コスト縮減及び代替案立案等の可能性
経費の縮減については、管路の浅埋設の実施により相当な縮減がなされたと考えられる。今後とも管種の選定、最新技術の導入、「公共工事のコスト縮減対策に関する新行動指針」に基づく取り組みにより一層の努力をすること。また、道路計画がされている箇所への管埋設は、同時施工を行なうよう関係機関との連携を取り費用縮減を図ること。
④事業の投資効果分析
未整備地区への施設整備にかかる投資効果は疑う余地はないが、水道事業者は安定供給について、今後も最善の努力がなされなければならない。費用便益費(B
C)は、一・六四となり事業実施は妥当と判断する。
再評価のまとめ
今後の整備事業は、第五次拡張計画に沿って今後も事業を継続する必要がある。
以上の事項等を踏まえ、村民の生活基盤整備を進め、水道財政においては、今後予想される消費税率の大幅な引き上げ等も考慮の上、適正な水道料金の維持に努めるとともに水道経営における情報の公開・経営の効率化を行い水道財政の健全性を保つことと安定供給や安全でおいしい水の供給に努め、水道の質的向上を図る。
平成十七年四月一日
読谷村長 安田慶造