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2005年8月発行 広報よみたん / 4頁

支え合う社会めざして あやとり広場⑭ ~男女共同参画週間    パネル展・啓発講座~

支え合う社会めざして
あやとり広場⑭
~男女共同参画週間
   パネル展・啓発講座~
 今回の「男女共同参画社会啓発講座」は、沖縄国際大学講師の桃原一彦氏を講師に招き、男女共同参画社会がめざすジェンダーの視点や男性と女性の性で固定化されたイメージが、身近な慣習や広告などでどのように表れているのか、その弊害はどんなことなのかについて、話していただきました。
 「ジェンダー」という言葉はよく耳にするけれど、「ジェンダー」とは一体どういう意味なのでしょう。ジェンダーとは、生物学的な男性・女性ではなく、環境や社会によって意識づけられた概念の男らしさ、女らしさのことをいいます。人は、男性、女性、として生まれてきますが、育っていく環境のなかで「男の子だから青色、女の子だから赤色」、「男であるから強く、たくましく。女であるからやさしく、世話好きに。」など、興味や関心が個性ではなく、固定化された男・女の概念の中で与えられ、刷り込まれている環境があります。
 現在、失業率・自殺率と全国的にも高い位置にあるといわれている沖縄県の現状も、ジェンダーの視点で考えたとき、必要以上に「男」としての責任で自分自身を束縛してはいないか。また、「女」であるから家事・育児を自分が一人でやらなければと負担に感じている場合など、ジェンダーによって自分自身を束縛し、相手を束縛していることがあります。桃原氏は、その状況に気づき視点を変えることで、協力や協働の精神が生まれ、個性が尊重される社会が築かれるのではと話していました。
 今回の講座は、男・女の性を受け入れたうえで、必要以上に「男」・「女」にこだわっていないかを考えるきっかけになった講座でした。
 みなさんもジェンダーチェックで意識改革してみましょう。
①必要以上に性(男・女)で
 区別していませんか。
②女性の役割、男性の役割を
 決めつけていませんか。
③男性の方が女性より優れて
 いると思っていませんか。
④女性に男性と同じ機会を与
 えていますか。
⑤女性をもっぱら性的な対象
 と見ていませんか。
 また、コマーシャルや広告なども、ジェンダーの視点で見ると新たな発見があるかもしれません。
 講座の終わりに桃原氏は、「ジェンダーフリー(枠をはずす)というよりも、ジェンダーイコール(平等・対等)の考えを提案します。」と締めくくりました。
 また、今後、少子高齢化社会が急速に進む中で、「福祉や教育など女性の視点が政策に反映されるためには、女性が積極的に政治に参画する意識をもつことが大切なのでは」と話し、女性の社会進出がまだまだ実現されていない現状に社会の垣根、個人の垣根があることを述べました。
〈パネル展〉
 今回のパネル展は、イラストでわかりやすく示した「男女共同参画基本法」と読谷村次世代育成支援対策推進行動計画の中から読谷村における女性の就業状況や出生状況、人口の推移などを展示しました。
      文・企画財政課
         平良充子

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