読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2005年10月発行 広報よみたん / 6頁

保育の窓三六 「ステキな幼稚園組」

保育の窓三六
「ステキな幼稚園組」
 少子化が進む中、兄弟も少なくなり、隣近所で一緒に遊べる同年代の子どもを見つけるのも困難となりました。そういう意味では、保育所が子ども同士で遊べる唯一の場所となっているようです。
 園庭を散策したり走ったり、砂場に水を運んで、さまざまな容器を使いご馳走作りをする。あるいは、虫取り網を持ってセミや蝶を追いかける等、どの場面を見ても、小さい子も大きい子も一緒になって遊ぶ姿が見られます。遊んだ後は、みんなで後片づけをしますが、最後に、忘れられた遊具はないか、園庭や園舎を一周し点検するのは五歳児達です。そんな五歳児の姿を見て四歳児は、“カッコいい”と思うようです。
 三~五歳児の混合クラスでグループ活動をする時は、五歳児がリーダーとなって保育が進められています。毎朝行っている雑巾がけの時も、雑巾の絞り方や干し方をさり気なく教えていたり、野菜の嫌いな子に「ご飯と一緒に食べたら食べやすいよー」とアドバイスをしたり、小さい子が鼻汁を出していると、いち早く気づいて拭いてくれる、ステキな五歳児。年齢の異なる子供たちが一緒に遊ぶ中で、共に育ちあい、やさしさと思いやりの気持ちが芽生え、小さい子の面倒を見る事ができるようになり“自信”となっていくようです。また、時には月刊誌を使ってお勉強の時間も楽しんでいます。月刊誌の中から、仲間や保育者としたゲームが気に入り、家庭でもルールを説明してゲームをしたと言うKちゃん。「弟はまだわからないからお母さんが教えたんだよ」「おじいちやんが負けよった」と、ニコニコと話している姿から夕食後の一家団欒の様子が浮かんできます。H君は、持ち帰った月刊誌を見ながらシャボン玉液を作り、「ストローとトイレットペーパーの芯でやってみたからできよったよー」と目を輝かせて報告していました。その後、保育所でシャボン玉遊びをした時は、保育者や仲間に教えてくれました。その顔はとても自信に満ちていました。一日の大半を保育所で過ごす子ども達にとって、帰宅後の家族との過ごし方で満ち足りた気持ちになり、その積み重ねが情緒の安定へと繋がるようです。
 「友達と遊びたい」と、父親が保育所を休むように促しても応じなかったH君、「保育所で遊ぶのが好き!」と言うS君。もはや保育所は子ども達にとってなくてはならない、仲間と遊ぶ楽しい“場”となっているようです。存分に遊び込む、そしてできるだけ多くの体験をさせる。保育者も子どもに負けないパワーを付けたいと思います。
    文・読谷村北保育所
    保育士 宮城美佐子

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