読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2006年1月発行 広報よみたん / 2頁

新年あけましておめでとうございます。    読谷村長 安田慶造

新年あけましておめでとうございます。
   読谷村長 安田慶造
 輝やかしい「いぬ年」を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
 昨年中は村政運営に当たり、村民各位の深いご理解と格別なるご協力を賜り、心からお礼を申し上げます。今年も全職員力を合わせ、精一杯頑張ってまいりますので、変わらぬご指導、ご鞭撻を心からお願い申し上げます。
 ご承知の通り我が国の経済状況は依然として厳しく、政府は市町村合併の推進や地方交付税等の削減を行っており、読谷村としてもこの難局を乗り切るため村民の皆様のご理解とご協力を賜りながら17名の正職員削減をはじめ様々な行財政改革を進めているところであります。昨年は皆様方にご迷惑をおかけしながらも、約2億6千万円の削減をすることが出来ました。その詳細につきましては昨年の12月号広報に掲載してございますので是非ご一読下さり、更なるご協力を心からお願い申し上げる次第であります。
 特に村財政を逼迫させる要因となっております「ゴミ問題」と「医療費問題」につきましては、“ゴミ減量化”は昨年度は村民1人当たり約34グラム、パッカー車の240台分の効果を上げることが出来ました。まさに村民一人びとりのご協力の賜ものであります。さらに医療費の抑制という観点から、生活習慣病の予防対策・健康増進を目的に温水プールや健康器具等を備えた「健康センター」、村民が気軽に利用できる全天候型の「陸上競技場」を整備していきたいと考えております。
 長年の課題でありました読谷補助飛行場及び楚辺通信所は今年いよいよ返還されてまいります。そのほとんどが国有地となっている飛行場跡地につきましては、嘉手納弾薬庫地区内の村有地と「等価交換」して村が一括取得し、取得後は「読谷補助飛行場跡地利用実施計画」に基づく公共利用と農地利用を行ってまいります。黙認耕作の件につきましては、これまで当事者や議会等にご説明してまいりました通り、確約書を提出された方に限り期間限定的な耕作等を含め配慮をしてまいりたいと考えておりますので村民の皆様のご理解をお願い申し上げます。
 沖縄サミットを機にはじまりましたEU(欧州連合)との交流は4回目となる昨年も両中学校から各々2名計4名の中学生をフランスへ派遣をいたしました。また、昨年はベルンハルド・シェプターEU駐日大使が来村され、読谷まつりを参観されると共に両中学校を訪問し生徒と交流、激励をいただきました。
 観光関連事業として、昨年は世界遺産周辺整備事業により喜名番所の整備や周辺歩道整備を行い、温かいライトに照らされる日没後の様子は大変幻想的な雰囲気となっております。また、修学旅行や家族単位で様々な体験が可能な拠点として既に営業しております“むら咲きむら”に続き、昨年はお菓子づくり体験の“御菓子御殿”、塩づくり体験の“青い海”が新たにオープンいたしました。また、今年4月には60歳以上で構成される全国シニアソフトボール大会が本村で開催されることになっており、選手・役員あわせて約2,000名の方々が全国各地から本村を訪れます。このように体験学習や全国大会の開催により読谷村を全国へ発信する絶好の機会となるものと大きな期待をしているところであります。是非村民の皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。
 平成13年より整備しております、大湾から嘉手納久得を通る「村道牧原線」は完成間近で、国道側の交差点改良工事が完了次第、5月頃には開通の運びとなります。
 以上本村の動きをいくつか申し上げてまいりましたが、素晴らしい地域づくりの為には村民皆様のお力添えがなによりも必要であります。どうか村民各位の変わらぬご理解、ご協力を心からお願い申し上げます。
 結びにあたり、2006年の門出が輝かしいものでありますよう、各方面での村民各位の更なるご活躍とご家族のご健康、ご多幸を心からご祈念を申し上げます。

謹賀新年
  読谷村役場
村 長     安田 慶造
助 役     石嶺 傳實
助 役     池原 栄順
総務企画部長  新城 正雄
建設経済部長兼都市計画課長
        長浜 功勇
生活福祉部長兼健康増進課長
        波平 栄善
総務課長    儀間 敏光
企画財政課長  仲宗根昌栄
会計課長    伊佐 稔
税務課長    津波古幸夫
住民保険課長  玉城 隆
福祉課長    高山 朝慎
農業推進課長兼農業委員会事務局長     比嘉 隆雄
商工観光課長  玉城 国二
土木建設課長  長浜 真俊
読谷飛行場転用推進課長
        仲宗根盛和
水道課長    新城 正光
診療所長    玉城 修
診療所事務長  上地 力

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。