年頭のご挨拶
読谷村議会議長 前田善輝
村民の皆様、明けましておめでとうございます。
2006年の新春を迎えるに当たり、読谷村議会を代表致しまして、謹んで新春のご挨拶を申し上げます。皆様には、健康で希望に満ちた輝かしい「戌年」をお迎えのこととお慶び申し上げます。
さて、昨年は2004年の暮れに発生したインド洋スマトラ沖地震、新潟中越地震の復旧活動が続けられ、また、アメリカで猛威をふるったハリケーンなど記憶に新しく、自然災害の脅威にさらされた年でもありました。周りを海に囲まれた島嶼県沖縄においても、大規模な地震災害に伴う津波が想定されるとともに、毎年、襲来する台風等、自然災害に対する危機管理が求められております。
おりしも戦後60年の節目の年にあたり、世界的規模で展開されている米軍の再編計画においても、基地の県外移設を求める県民世論に逆行するかのように、その中間報告の中で、県内移設が盛り込まれており、今後の動向が注目されております。
そのような状況下ではございますが、これまで多くの村民が願い、村政の最重要課題として取り組まれてまいりました「読谷補助飛行場」の返還がいよいよ間近に迫ってまいりました。役場庁舎のある村民センター地区を中心に先進農業支援センターをはじめ陸上競技場、健康増進センター等、様々な公共施設の建設が計画されるとともに、読谷道路、村道中央残波線の整備も進められています。この読谷補助飛行場跡地は、本村の地域振興、戦後処理問題の解決の中心地区として、21世紀に羽ばたく鳳のごとく、整備が進められていくことでしょう。村議会といたしましても、議会の果たすべき役割を自覚し、村民の皆様のご期待に添うよう決意を新たにしているところでございます。
昨年は、IDB(米州開発銀行)沖縄年次総会が開催されました。本村独自の取り組みとして「座喜味城跡交流ピクニック」を催し、海外の方々を守礼の心でお迎えし、交流できましたことは、村民等しく大きな喜びであります。また、喜名番所、交流体験館・海の家、ニライ消防本部新庁舎の建設は、本村における観光振興、消防・救急活動のなお一層の充実を図るものであります。また、国道58号大湾交差点と嘉手納町屋良を結ぶ村道牧原線、宇座海岸の供用開始も間近に迫っております。村議会と執行部とは車の両輪に例えられるように村政発展のため、今後とも「和不而同」のもと鋭意努力してまいる所存でございます。
結びに、逼迫する村財政の健全運営については、村議会といたしましても直近の大きな課題として受け止めており、議員自らが率先して経費の節減に努めるべく、今年9月に予定されております村議会議員選挙から現行定数22人を19人(3人減)とする議員定数条例を議員提案のもとに改正しております。それによって議員数は減数とはなりますが、少数精鋭の村議会として、村民の総意を受け止め、限られた財源の中でこれまでの村民サービスをどう維持・発展させ、多くの村民の声を行政に反映できるのか、行政側と十分な議論を尽くしながら、今年も村議会として心新たに地方自治の進展を目指し、村政発展のため一生懸命頑張って参りたいと存じます。村民各位のなお一層のご支援とご鞭撻をお願い申し上げ、村民の皆様のご健康とご多幸を心より祈念申し上げまして、年頭のご挨拶といたします。
謹賀新年
読谷村議会
議 長 前田 善輝
副議長 知花 勝
議 員 知花 徳栄
源河 朝法
當山 勝吉
長浜 宗則
仲宗根 悟
比嘉 郁也
新垣 修幸
嘉手苅林春
伊波 篤
城間 勇
比嘉 正道
照屋 清秀
山内 政徳
當山 弘
喜友名 昇
知花 昌一
山城 正輝
佐久間盛夫
事務局長 仲宗根盛良