めざせ健康ゆんたんざ32
冬到来!インフルエンザの予防のためについて
朝夕寒くなると体調管理が難しくなってきます。この時期に気になるのがインフルエンザ。
インフルエンザは全身に症状の出る感染症でインフルエンザウイルスによって引き起こされます。かぜと似ていますが、普通のかぜに比べて40度近い高熱が出るなど症状(頭痛、関節痛、筋肉痛など)が激しく、感染力が非常に強いというのが特徴です。重症化すると体力のない高齢者や乳幼児などでは生命に関わりますので、特に注意する必要があります。
予防として効果的なのが外出先から帰った後の手洗い、うがい、流行時に人混みを避けると同時にインフルエンザの予防接種です。予防接種によって、体内に抗体(免疫)をつくり、インフルエンザにかかりにくくしたり、かかっても重くならないようにします。ただし、接種後抗体ができるのに約2週間かかります。そのため、ピークを迎える1月から2月にはしっかり予防ができるように努めましょう。
予防接種の効果として左記の通り65歳未満の健康な人の場合、インフルエンザワクチンの接種を受けると、約80%の発症を抑えることができるとされています。また、65歳以上の人がワクチン接種を受けることで、死亡者数82%減らせると考えられています。ワクチン接種を受けても完全に予防できるわけではありませんが、発症する危険性を減らすと同時に重症化を予防することができるのです。
読谷村では、①65歳以上の者、②60歳以上65歳未満であって、心臓・腎臓、若しくは呼吸器の機能又はヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に障害を有する者は公費負担で予防接種を受けることができます。(ただし自己負担1,000円あり)
□問役場健康増進課
5982-9211
インフルエンザ予防接種がまだ済んでいない方は、早めに受けるようにしましょう。この冬インフルエンザにかからないよう予防接種とともに体調の維持に心がけ手洗いやうがいを行いましょう。
文・健康増進課
保健師 高宮城智美