保育の窓39
“わーっくっさーい!”と鼻をつまみながら後ずさり・・・。
肥料の臭いに数名の子ども達は圧倒されたようでした。
今年も園の畑に冬の野菜(キャベツ・人参・ミニトマト・玉ネギ・ジャガイモ等)を植えました。
今回は楚辺区にお住まいの比嘉文男さんの御協力の下、ジャガイモ植えを行いました。トラクターで土を耕してもらい、その後1列に並び、土の中に混じった石を取り除きながら作業をすすめていきました。1時間くらいで本格的なジャガイモ団地が完成。畑の中では肥えたミミズやバッタ等、日頃出逢わない小動物や昆虫との出逢いもあってわくわくドキドキの体験でした。子ども達は興味津々で「はやく大きくなって食べたいナー」と、気の早い言葉も聞こえ、今から収穫を楽しみにしています。野菜を育てることで自然の恵みに感謝し、農業体験から得る喜びをこれからの収穫期まで、散水や除草などの作業を通して感じることでしょう・・・。
直接、土に触れ親しみ、植物を育てる楽しみを体験することは、生命あるものへの愛情と生命を尊ぶ礎を養う重要な体験になったと思います。
3月の収穫祭にはカレーパーティーを実施する予定です。きっと子ども達の心もおなかも満たされることでしょう!自分達で育てた野菜を口にすることによって、より一層、食への意欲と苦手な野菜にも挑戦する、心の成長に期待したいと思います。
わかたけ農園では今日も子ども達の元気な声が響き渡っています!
文・わかたけ保育園
主任保育士 吉田ルミコ