(9)自治の郷を築くむらづくり
本村のむらづくりは、村民の自主的、主体的そして創造的な活動に支えられています。今後とも、村民のみなさんのご理解とご協力をいただきながら、受益と負担の公平性の確保に努めるとともに、行政の責任分野・経費負担のあり方など行政効果を精査し、その適正化に努めてまいります。
今年度は、平成20年度からスタートする第4次基本構想の策定に取り組みます。基本構想は村民主体によるむらづくりの目標であり、村民公募等により計画段階から作業部会、委員会等へ参加していただく仕組みをつくり、村民が身近に感じることのできる分かりやすい総合計画づくりに努めてまいります。
住民自治の拠点である行政区・自治会に対して、相互扶助の向上をめざし、各種支援を行い互いに連携し、地域づくりに取り組んでまいります。
長年の課題である「行政区問題」については、地域コミュニティーのあり方について地域の皆様と議論し、調査、研究をしてまいります。
行政事務連絡員への委託業務を廃止し、字及び自治会への協力をお願いすることにより村民の地域コミュニティーへの参加を促してまいります。
円滑な行財政運営につきましては、今年度は重要課題と位置づけてあります健康問題を統括して解決するために、生活福祉部内に読谷村健康非常事態プロジェクトを立ち上げ全庁体制で具体的に取り組んでまいります。
行政改革推進班につきましては、読谷の自律に向けて更なる実践と検証のため、企画財政課に統合し、引き続き取り組んでまいります。
職員適正化計画につきましては、正規職員の退職不補充により進めるとともに村民ニーズを把握しながら、幼稚園と保育園の一元化等を検討してまいります。
職場改善につきましては、職員の自己啓発と意識改革を図り、政策形成能力の向上と村民ニーズに応えうる人材育成に努めてまいります。
広域行政の展開につきましては、ゴミ処理や消防・救急業務、し尿処理や介護保険業務など広域行政の充実を図るとともに、比謝川行政事務組合、中部広域市町村圏事務組合の構成市町村との連携強化に努めてまいります。
男女共同参画社会の推進につきましては、「読谷村行動計画」に基づき、女性会議を含め各種女性団体との連携を強化し、事業を展開してまいります。