沖縄付近に接近する台風の中心付近では、はっきりとした「台風の眼」がよく観測されます。台風の眼に入ると風は弱まり、雲の隙間から青空が見えることもあります。
平成8年(1996年)の台風12号では、眼の直径が約120Kmと大きく、沖縄本島をすっぽりと覆いました。台風のスピードが遅かったことから、本島及び周辺離島は約10時間も眼の中にありました。風の弱い時間が長かったことから、台風が過ぎ去ったと勘違いして外出していまう観光客や住民が多く見受けられました。
このような行動は大変危険です。台風の眼に入ると一時的に風は弱まります。しかし、台風の眼から抜けるときには、風向きが逆に変わり、吹き返しの猛烈な風と激しい雨が降ります。暴風雨に逆らっての屋外での行動は非常に危険です。
これから本格的な台風の季節を迎えます。「風が弱まったからもう大丈夫」と自分で判断せずに、気象台が発表する最新の台風情報を必ず確認してから行動してください。