読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2006年10月発行 広報よみたん / 7頁

西欧に響け三線太鼓の音、琉舞の輝き(フランス・読谷村空手古武道文化交流団報告)

風薫る5月3日~9日まで読谷村空手古武道文化交流団23名がフランスは花の都パリを訪問しました。
 文化交流団は、「国際沖縄少林流王修会・知念賢祐先生」のパリ活動30周年記念式典に併せて、沖縄伝統空手を「文化遺産」として文化交流型観光の可能性を探るとともに、フランスとの交流を深める為、村内の観光に関心のある有志を中心に結成されたものです。
 記念式典では、護身を目的に生み出された沖縄空手と琉球舞踊が披露され、琉球文化の奥深さについて紹介でたものと自負しております。
 在フランス沖縄県人会との交流では、遠くふるさとを離れて芸術、学術、経済と各界で活躍している島人がおり、ウチナーンチュとして誇りを感じたものでした。
 さて、沖縄を発祥の地とする空手は、多くの先人空手家の努力により世界へ広がり、いまでは、約5000万人が愛好する武道として認知されています。
 読谷村の「むら咲きむら」内には、真の空手を伝えるべく知念先生の指導する「沖縄伝統空手古武道国際研修センター」が設立され、世界各国から空手愛好家が修業のため訪れています。
 この施設が空手愛好家の誘致戦略で、フランスを始め、世界の国々との文化交流が深まり、沖縄の観光につながることを期待するところです。
 フランス滞在中は、沖縄サミットの縁から在仏日本大使館公使の山田文比古氏が多忙の中、空港の出迎え、式典など交流団へのご配慮をいただき感謝するところです。
 信頼でのつながりは、世界のどこでも通用することを感じたことをお伝えし、交流報告と致します。
2006年8月
フランス読谷村空手古武道文化交流団長 
読谷村助役 石嶺傳實

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