読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2007年1月発行 広報よみたん / 4頁

明けましておめでとうございます 読谷村教育長 比嘉隆

 今日わが国は、世界にも稀な豊かさを手に入れ、定職に就かなくても、生きていけるし、よほどのことがない限り飢え死にすることはない。思えばありがたいことだが、そうした中でお互い日本人は、いつしかその物質的豊かさに慣れ、それと引き換えに大切なものを失ってはいないかと考えます。ただ漫然と日々を過ごしていないだろうか。次々に不祥事が生じてくる昨今の世相を思うとき、特にそう思えてなりません。
 特にこのところ「いじめによる児童・生徒の自殺」が続き、まことに痛ましい限りです。とどまることのない子どもにまつわる事件・事故に教育関係者は真摯にこれを受けとめ、どう向き合うかが今問われています。
 さて、2007年は干支では丁亥(ひのと・い)です。亥年生まれの人は竹を割ったような性格で、うそをつくことが苦手な人が多いと干支歳時記にあって、ほっとしました。2007年はそれに肖って、いじめのない明るい心豊かな学校教育を目指したいものです。特に過ぎし世相が暗かっただけに一層その感を強く持たざるを得ません。
 次に、教育委員会の一年の歩みを特徴的なものだけを列挙し紹介することにします。
[教育総務課]
○古堅中学校校舎新増改築事業の完成(鉄筋コンクリート造3階建)(2・28完成予定)
○読谷中学校中頭地区陸上競技大会にて、第1回大会以来2回目の総合優勝に輝く
○渡慶次小学校第三十四回沖縄マーチングバンドフェスティバル大会で金賞を受賞する。
○古堅中学校第七回創造アイデアロボットコンテストで四度目のロボコン大賞に輝く
○沖縄タイムス図画・作文・書道コンクール等において、多くの児童生徒が最優秀受賞に選ばれる
○海外ホームスティ事業やEU交流事業に中学生を派遣する
○「食育基本法」が施行され、学校給食における食育推進の役割・重要性が一層高まった
○平成十八年度中頭地区学校給食研究協議大会において、特別実践発表として食育劇「幸せな未来への第一歩」を調理場全員参加で上演
[課題]
○不登校ゼロを目指して、心の居場所づくりの一層の推進
○基本的生活習慣の形成と基礎力の向上
[生涯学習課]
○長浜地区学習等供用施設の完成
○鳥取県米子市・読谷村子ども会交流事業の推進
○子育てサポート・リーダー養成講座(前期・後期)の開催
健康増進課と連携し、いきいき健康読谷村の育成に取り組む
○生涯スポーツ社会の実現と推進
健康増進と生涯スポーツを結びつけ、生涯スポーツ社会の形成に努める
○村立図書館では、各種の講座と野外シアターを上映する。
[文化振興課]
○自然ガイドブック・読谷村の哺乳類と鳥類を発刊
○読谷村立歴史民俗資料館企画
読谷村建設隊入村六十周年企画展・シンポジウム・「廃墟からの復興」
○第4回、世界のウチナーンチュ大会に合わせて移民体験の聞き取り調査と体験談の編集
○児童生徒作品展
村内児童生徒の美術作品展と、新収蔵品の公開展示
○やちむん展の開催
○企画展「風と緑と人と~西村貞雄」の彫刻展
○第二十六回読谷アンデパンダン展の開催
○秋の美術展の開催
沖展会員の新作展を沖縄タイムス社と共催
○中学生対象の美術教室の開催墨のパフォーマンスと花器のオブジェ制作
 今後なお一層、学校、地域、家庭、教育委員会等と連携強化が必要となってきますので、村民各位のさらなるご支援、ご協力をお願い申し上げまして新年の挨拶といたします。

教育委員会
教育委員長     當山 昇進
教育委員長代行  大城 正憲
教育委員       大湾 由美子
  〃         宮平 永金
教育長        比嘉 隆
教育次長      山内 源徳
教育総務課長    照屋 清健 
学校教育主幹    知花 秀康
生涯学習課長    比嘉 新常
文化振興課長    長浜 眞勇
美術館長      濱元 朝雄
ふれあい交流館長 奥間 利男
給食調理場所長  比嘉 正勇

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