前回に引き続き、医療費の伸びの原因(高額医療費の原因疾患)についてお話します。生活習慣病対策班では医療費が高額になったのはどんな病気が原因なのかについて調べてみました。
平成17 年度に高額医療費(年間100 万円以上)になった方は、平成16 年度に比較して87 名も増えています。費用額をみても2億3千万円の増加です。その主な原因疾患に、精神疾患、高血圧性疾患、糖尿病などがあります。特に高血圧性疾患の増加額に注目すると全体の増加額の1
3を占めていることがわかります。自覚症状がないからといって、高血圧ぐらい…と放っておくと、重大な病気になることは明らかです。
ほとんど自覚症状がなく発症し進行していくのが、生活習慣病の最大の特徴。次回は、いよいよ生活習慣病にかかる医療費をクローズアップして取り上げます。
生活習慣病対策班
高血圧が引き起こす重大な病気脳卒中、心臓病、腎臓病など