読谷村の未来を探る 「村民ユンタク」中間報告 ~現状と課題・10年後こうあればいいね~
昨年9月より、5つの班に分かれて、読谷村の将来のあるべき姿を話し合ってきた「村民ユンタク」。各班での取り組みと、読谷村が抱える課題や問題を共通認識するたに、中間報告会が2月7日に開催されました。
読谷村では、過去3回の総合計画の策定に際し、村民参加を志向しながらすすめてきましたが、今回策定する第4次総合計画基本構想には、原案策定の段階から村民の意見を反映するため、公募村民・各種団体・役場職員で構成する「村民ユンタク」のなかで、村が抱える課題や問題を、調査・検討してきました。これまで5つの班で分かれて話し合ってきた内容を報告し、各班に共通する課題やあるべき姿などの意見を交わしました。
報告の概要
●社会保障班
「高齢者が自己表現でき、子育てがしやすい癒しの村が必要」「住民が気軽に相談できるシステムづくり」「お年寄りから母親、子どもたちへ情報を伝える仕組み」が必要とし、『健康むらづくり』、『子育てがしやすい村づくり』を提案。
●学習文化班
「いじめや偏見のない教育環境の整備」「村独自の人材活用」、「しま言葉や伝統的な食文化の継承」の重要性を挙げ、「ふるさとを誇りに思うむらづくり」「結いの心でつながる人づくり」を提案。
●環境土地利用班
「美ら海の保全や読谷村らしい農村と都市の調和を保ちつつ、循環型社会、防災・地域管理」の必要性を指摘し、「人と環境に優しいむらづくり」「憩いと交流の場所づくり」を提案。
●経済産業班
「農作物や特産物の地産地消の推奨」や「体験・滞在型の観光、読谷ブランドの定着・読谷オンリーワンの発掘」することの重要性を挙げた。
●行財政・地域運営班
「住基カード等を活用した地域活動の促進」や「住民ニーズに合わせた公民館の運営」、「行政区の再構成の検討」が話し合われた事を報告した。
同構想は原案策定後、読谷村総合計画審議会に諮問し、検討が加えられる。その後村議会へ提出、正式決定となり、今後10年間(平成20年より)の読谷村の基本的方針、施策の方向が決められます。
写真説明 将来の指針についての意見交換を行った中間報告会