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2007年5月発行 広報よみたん / 10頁

防災一口メモ 沖縄でも大きな地震は起こります ~家族の命を守るために、家庭内の対策を!~

防災一口メモ 沖縄でも大きな地震は起こります ~家族の命を守るために、家庭内の対策を!~
沖縄気象台より
 
平成19年3月25日に石川県で最大震度6強の地震(平成19年(2007年)能登半島地震)が発生しました。震源地に近い輪島市では1名の方が亡くなり、多くの負傷者や家屋の全壊等の被害がでています。
 皆さんの中には「本土の地震は大変だねー。それに比べて沖縄は地震も少なく安心さー」と思っている人はいないでしょうか。『沖縄は地震が少ない』『沖縄では大きな地震は起きない』その認識は、はたして正しいのでしょうか。
 沖縄県は、他府県に比べ地震が少ない地域のように感じられますが、沖縄周辺でも体に感じない地震を含めると1年間に約7千回前後の地震を観測しています。また、石川県で発生したマグニチュード7クラスの大きな地震も発生しています。
 
今回の石川県もそうですが、平成17年の福岡県西方沖の地震でも地元の人は「自分の所は地震が少なく安全」と思っていました。このように考えてしまうことを「正常化の偏見」といいますが、決して沖縄は安全な地域ではないことを理解し、地震対策を行うことが大事です。
 地震列島日本においては、地震はどこでも突然襲ってきます。室内に何気なく置いた家具や電化製品が倒れ、凶器に変わることもあります。家庭内でのちょっとした対策が、あなたの家族の命を守ります。普段から家具の固定、倒れた場合に備えた配置などについて考えましょう。
写真説明 2004年新潟沖中越地震 Photo by MYoshimine

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