vol 40 めざせ健康ゆんたんざ
~禁煙は寿命を延ばす特効薬~
みなさん、ご存知ですか!?毎年5月31日は、世界保健機構(WHO)の定める世界禁煙デーです。厚生労働省も世界禁煙デーから始まる一週間を「禁煙週間」とし、禁煙の普及啓発を行っています。
禁煙は始めた直後から、多くのメリットがあり、禁煙を開始する時期に「遅い」はありません。「たばこを吸ってても健康さぁ」と思っているとしたら、それは大間違い!たばこは寿命を10年短くします!非喫煙者は70歳生存率が81%。それに対して喫煙者は58%。たばこを吸うか、吸わないかの違いだけで、生存率が23%も変わります。禁煙を考えているあなた!自分のために、そして家族のために、世界禁煙デーを機に禁煙を始めましょう!
2006年より禁煙治療への保険適用が始まり、これまでより禁煙にかかる治療費負担が軽くなりました。「禁煙治療ってどんな事するの?」と心配な方。まずは、禁煙外来を開いている病院に治療の相談をされてみてはいかがでしょうか?
ご案内
現在、読谷村診療所は4月1日より敷地内禁煙とし、禁煙治療の保険適応医療機関の準備中です。今は保険適用外ですが、ニコチンパッチの処方ができ、禁煙治療を受けることが可能です。
知って得するたばこQ&A
Q1 たばこをやめると太ると聞いたのですが、身体によくないよね?
A 禁煙すると、ニコチンによるエネルギーの消費作用がなくなったり、味覚が正常に戻り体調が改善して食欲が増進するため、平均2~3kg体重の増加がみられるようです。しかし、体重が増えることより、全身をむしばむたばこの害による健康被害の方が何十倍も身体にはよくありません。
ニコチンとは…血管を細くしたり、血管を傷める作用があります!
Q2 換気扇の下やベランダで吸えば、他の家族に害はないと思う!
A 1本たばこを吸うと、8時間は喫煙者の吐く息から一酸化炭素が検出されます。いくら換気扇の下や屋外で吸ったとしても、子どもの尿中ニコチン量も両親とも非喫煙者の子どもと比較して、3.2倍!目の前で吸わなくとも、たばこは確実に家族の健康に、悪影響をもたらします。
一酸化炭素とは…身体を酸素不足にし、心臓に負担をかけます! 健康増進課 保健師
屋良 亜由美