読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2007年8月発行 広報よみたん / 12頁

特別支援教育ゆんたく広場「めばえ」

特別支援教育ゆんたく広場「めばえ」

◇みなさんは、「特別支援教育」という言葉を知っていますか?
 これまで日本では、視覚・聴覚・肢体不自由・知的など心身に障害をもっている子どもたちを対象として、「特殊教育」による特別な教育を行なってきました。
 しかし、最近では学校の授業中に落ち着かずに離席する子・友だちとのつきあいがうまくできずトラブルになってしまう子・がんばってもなんだか学力が伸び悩んでいる子等、身体的・知的に障害がなくても、一人ひとりの傾向や抱える課題に対して、特別な教育的支援を必要とする子どもたちが増えてきています。
 障害の有る無しに関わらず、特別な支援が必要な子どもたちに対して、学校・地域社会・家庭・行政とが協力し合いながら、一緒に支援していきましょう・・・これが「特別支援教育」の考え方です。
※お子さんの様子で、気になることがありますか?
・落ち着きが無い・友だちとのつきあいが苦手・自分の思いをうまく伝えられない・衝動的な言動が多い・特定のものごとにこだわる・思い通りにならないとパニックを起こす・勉強の面で気になるなど・・・
 がんばればできる子もいますが、中には脳の中枢神経に何らかの問題があり、衝動的な言動をしたりコミュニケーション能力や自分の感情をうまくコントロールできない子がいます。そういった子はこれまで、「わがまま」「本人の努力不足」または、保護者の「しつけが悪い」などと大きな誤解を受けていて、保護者が深く悩んでいる場合が多くあります。
 ゆんたく広場「めばえ」では、このように誤解を受けてしまいがちな子どもたちの特徴や、彼らに必要なまわりからのほんのちょっとの支えや、関わり方などをご紹介していきます。
 そして、私たち一人ひとりの中に、みとめあう・わかりあう・ささえあう心が「めばえ」ることを目指しています。

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。