vol 46 めざせ健康ゆんたんざ
水分補給のために何を飲んでいますか?
~目に見えない糖分について考えよう~
暑さも和らぎ過ごしやすい季節になりました。健康づくりのため、何か取り組もうと決意なさる方もいらっしゃるのではないかと思います。運動したり食べる量を調整したり、大好きな甘い物を控えたり・・・実践しないといけないことがたくさんありますね。しかし、一度に多くの事を実践できますか?健康づくりは「できることから始めよう!」が基本です。という訳で、今回は甘い飲み物に含まれる砂糖について焦点を絞ってお伝えします。
炭水化物(糖質)には体に吸収されやすく血糖を上げやすい単純糖質(お菓子、ジュース、果物)と、ゆっくり吸収される複合糖質(ご飯などのでんぷん類)があります。血糖が急激に上がる単純糖質を多量に摂り続けると、血糖値を下げてくれるインスリンというホルモンがたくさん使われてしまい、いずれインスリンが枯れてしまうことで糖尿病を発症する原因のひとつになってしまいます。スポーツドリンクの場合340ml入り1缶で21gの砂糖(単純糖質)を含んでおり、砂糖1日適正量の20gを簡単に満たしてしまうのです。スポーツドリンクを飲む場合は、糖分過剰を防ぐため水で2~3倍に薄めて飲むことをお勧めします。発熱や下痢などの症状がある場合はそのまま飲んでも構いませんが、普段の水分補給は水かお茶にすることが健康づくりの大きなポイントになります。また生活習慣病予防のためには1日の砂糖量は10g以下で調整をしたほうがよいとされます。今回は甘い飲み物に含まれる砂糖量をイラストで示しますのでぜひご参考にして下さい。
健康増進課 管理栄養士 比嘉康江
清涼飲料にはこんな糖分が含まれています!
画像 *10月は食生活改善普及月間です。
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