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2007年11月発行 広報よみたん / 10頁

vol 47 めざせ 健康ゆんたんざ 住民健診で糖尿病の早期発見を!

vol 47 めざせ 健康ゆんたんざ 住民健診で糖尿病の早期発見を!
 「糖尿病」、現在よく耳にする病気の一つとなっていますが、この病気の本当の怖さ、治療法、予防法などご存じでしょうか?
 厚生労働省では、11月6日~12日は全国糖尿病予防週間とさだめ、健康づくりのための正しい知識の普及啓発を行っています。読谷村では住民健診で血糖検査等を行うほか、必要な方には二次検診で糖尿病の早期発見、発病予防をめざした生活、栄養指導をしております。糖尿病はすい臓から分泌される糖をコントロールするホルモン(インスリン)の不足や働きが足りないため、血液中のブドウ糖がうまく体に利用されずブドウ糖が残って血糖値が高くなるためにおこる病気です。
 体の中で高血糖状態が続くと血管が障害をうけやすくなります。全身の血管で動脈硬化がすすみ、大きな血管が障害をうけると心筋梗塞や脳卒中が起こりやすくなります。また、小さな血管が障害を受けると目の網膜や腎臓などが障害をうけます。さらに血管だけでなく複雑な代謝の異常も関与して、神経も障害を受けます。これらの糖尿病合併症は自覚症状の無いままに発症して数年後から気づくことが多いのが糖尿病の怖いところです。
 沖縄県の糖尿病による死亡率は男女とも全国一高く、また、村でも住民健診を受けた男性の3人に1人、女性は4人に1人の方が高血糖となっており糖尿病が心配され、もはや他人事ではすまされない状況です。あなたの家族の糖尿病対策は大丈夫ですか?
 今年最後の住民健診は左記の「健康カレンダー」内の日程で行われます。まだ受診してない方は、是非受診しましょう。
健康増進課 保健師 玉城トミエ

血管を傷める糖尿病 平成18年度 住民健診結果 高血糖と判定された者の割合
グラフ

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