輝やかしい「子年」を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
昨年中は村政運営に当たり、村民各位の深いご理解と格別なるご協力を賜り、心からお礼を申し上げます。今年も全職員力を合わせ、精一杯頑張ってまいりますので、変わらぬご指導、ご鞭撻を心からお願い申し上げます。
読谷村は今年「村政施行百周年」の節目を迎えます。申し上げるまでもなく今日の繁栄は、幾多の苦難をも乗り越えられた先人達のご努力の結晶であり、ここにあらためて深甚なる敬意を表し、感謝を申し上げる次第であります。本村の更なる発展の為にも現在を生きる私達の責任と役割は誠に重要であります。今後も村民一丸となってむらづくりに頑張ってまいりましょう。
さて、政府は景気は回復傾向にあるとしていますが、これは都市部や大企業の実績回復によるところが大きく、地方にとって厳しい状況に変わりはありません。
読谷村では様々な行財政改革を進める中で、これまでに31名の正職員の削減を行ってまいりました。(県平均5.8%減・町村平均7.0%減に対して、読谷村17.6%減)
行財政改革の3年目となる平成18年度は、約1億6千万円(3年間合計で約6億円)の削減をすることが出来ました。その詳細は平成19年12月号広報紙に掲載してございますので是非ご一読下さり、皆様方の更なるご理解、ご協力を心からお願い申し上げます。
村有地となりました読谷飛行場用地にかかる旧黙認耕作問題につきましては、引き続き『所有者』としての立場で毅然たる対応にて事業を推進してまいりたいと考えておりますので、どうぞご理解とご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
また、老朽化に伴う校舎改築を行いました古堅中学校につづき、読谷中学校につきましては次代を担う子供達の望ましい教育環境整備の観点から、読谷飛行場跡への移転に向け村民の英知を集め検討してまいりたいと考えております。
近年、食生活やライフスタイルの変化による生活習慣病が増加し、かつての『長寿県沖縄』は今や『肥満県沖縄』となってしまいました。その要因として食生活の乱れや、本県特有の車中心の生活スタイルによる運動不足にあるとも言われております。
本村では特に64才以下の働き盛りの死亡率が高く、更に住民健康検診の受診者の約6割が高脂血症や肥満などの生活習慣病の疑いありとなっており、深刻な状況にあります。
健康問題は本人の自覚と努力が何よりも大切であります。昨年からは住民健診の「日曜日健診」の機会を増やしてまいりましたので、是非とも年1回は健診を受けられご自身の健康チェックしていただきたいと思います。
今年4月には『読谷村健康増進センター』がオープンしますので、これらの施設なども利活用しながら日頃から健康管理に関心を持ち、楽しく運動する習慣をつけていたただければと希望を申し上げます。
『ゴミ減量化』につきましては、対前年比で村民1人当たり4.7㎏、1日当たり13g、総量132tの減量がなされ、これはパッカー車の66台分に相当します。
村民の皆様のご協力に感謝申し上げますと共に、どうぞ今後も引き続きのご協力を賜りますよう切にお願い申し上げます。
以上、本村の課題をいくつか申し上げてまいりましたが、素晴らしい地域づくりの為には村民のお力添えがなによりも必要であります。どうか村民各位の変わらぬご理解、ご協力を心からお願い申し上げます。
結びにあたり、2008年の門出が輝かしいものでありますよう、各方面での村民各位の更なるご活躍とご家族のご健康、ご多幸を心からご祈念を申し上げます。