池原議長
新十六日(後世の正月)も行く人はつきあいの気持ちだが、受ける側は、その対応が大変です。本来、ナンカや新十六日は家族や身近な親族だけで行われた方が良い供養ができるし、受ける側も助かると思います。
當山委員
私は最近の告別式で、香典の封筒に「お返しをお断りします」と記載し断りました。とても勇気がいりましたが、参考にしてほしいです。また、北谷町ではそのような封筒も販売されているようですよ。
上地委員
簡素化運動には内心喜んでいる人が多いと思います。特に若い人にとって、1ヵ月に結婚式が何件も重なると生活が苦しくなってしまいます。御祝儀が5千円になると助かると思います。
村長
御祝儀を5千円にして、引き出物を廃止にしたら収支がとれるはずです。今は、御祝儀も1万円が当たり前のようになっています。案内者側で「引き出物はありません。会費制で行いますので、会費は、○○円でお願いします。」と招待状への記載があれば、改善されていくと思う。お互いが勇気をもって、わりきることが大切ですね。
生活合理化には今がいいタイミング!
比嘉副議長
生活が厳しくなりつつある今だからこそ、村民の側からすると今が一番いいタイミング。村民が望んでいる状況だと感じています。今回、提言書の中に、「生活合理化推進協議会の活性化」を施策の提言として掲げていますが、今後、村当局で生活合理化を推進していくための受け皿について検討していただきたいと思います。私たちも行政側だけに委ねるだけではなく、行政と連動して「簡素化運動」に取り組んでいきたいと思います。
村長
生活改善推進協議会の活性化も大事なことですが、この問題は長い歴史があり読谷村においても様々な取り組みを行ってきましたが解決できず、現在に至っています。ですから、女性会議も提言したから終わりではなく、具体的な推進計画、実行性に繋がる方法、先進的な事例などについて再度女性会議で話し合っていただけたらと思います。今日のような経済的環境から、「簡素化運動」を実践していくことは意義深いと思います。具体的な計画や簡素化運動の展開方法について一緒にいい案を出し合って考えていきましょう。
無理・無駄・見栄をなくそう!
この生活合理化の問題は「古くて新しい問題」と言われ、過去にも様々な取り組みが行われてきましたが、時代の変化に伴い、つきあいや生活が華美になってきた経緯があります。
簡素化運動は、繰り返し運動を行い、その時代に応じて見直しをする必要があると思います。
村としては、提言を受け、村民の皆さんがどう実践できるかを検討をして参りますが、実践するのは、村民一人ひとりの自覚によるものです。
男女が共に心豊かで文化的な生活が営めるよう、日常生活の中から「無理・無駄・見栄」をなくし、「生活の合理化」を意識し改善していきましょう。まずはご家庭で話し合ってはいかがでしょうか?