(6)手づくり工芸の振興
読谷村には、読谷山花織やヤチムン、ガラス工芸品などの伝統工芸品があります。読谷山花織の振興につきましては、組合の支援と後継者の技術向上に向けた取り組みを実施してまいります。
ヤチムン(焼物)の振興につきましては、ヤチムンの里を中心に村内で51の窯元が生産を行っております。本村に根付いたヤチムン文化を継続・発展させていくよう努めてまいります。
また、特産品として定着しておりますガラス工芸品につきましても、広く村内外への紹介に努めてまいります。
(7)地域からの仕事づくり
漁業につきましては、モズク等の海藻類養殖を推進し、生産・加工技術の向上を図るとともに、販路開拓などの漁業協同組合の取り組みを支援してまいります。また、漁場環境の保全や貝類の放流などの資源回復の取り組みを支援し、地域漁業の活性化を図ってまいります。
農業につきましては、農地の集積や担い手の育成、認定農業者の支援を図り、環境負荷の少ない減農薬農業を推進します。また、中部農業改良普及センター及び農業関係団体と連携を密にした指導体制の強化、供給体制の整備を図るとともに食の安全・安心の取り組みを推進してまいります。
地産地消につきましては、生産者等と連携し地域で生産される農水産物や加工品が学校給食等に積極的に活用されるよう、地産地消流通システムを充実させてまいります。
さとうきびにつきましては、平成19年度から実施されている経営安定対策の支援が引き続き受けられるよう生産者、県、関係団体との連携を図り取り組みを進めてまいります。
紅イモにつきましては、平成18年度に「読谷紅イモブランド認証制度」を確立し、他産地との差別化を図っております。拠点産地として責任を持つとともに県外出荷に対応する生産・防除`保存・輸送体制の強化を充実させ、「紅イモの里読谷」としてのさらなる取り組みを進めてまいります。
小ギク及び園芸作物等につきましては、施設の整備等により、安定生産、出荷体制の強化を図ってまいります。
農業生産基盤整備につきましては、本年度より読谷中部地区県営畑地帯総合整備事業(担い手育成型)の実施設計を行ってまいります。また、県営かんがい排水事業の事業採択に向け、取り組むとともに引き続き農道整備を実施してまいります。
商工業の充実につきましては、商工会振興事業、中小企業育成事業を継続実施し、優良企業の立地推進に向けて取り組んでまいります。
観光の振興につきましては、観光振興地域への観光関連施設の立地を促進するとともに、読谷村観光協会と連携により喜名番所やビジターセンター等の施設の活用や民泊事業を推進し、読谷型観光の振興に努めてまいります。