(8)安全・快適な地域づくり
本村は、都市と農村の土地利用が混在する地域であります。本年度は、市街化の進行する地域について、適切な居住環境を確保するために用途地域の見直しを進めてまいります。
読谷村の骨格となる道路網につきましては、村道整備として中央残波線の整備を進めるとともに、伊良皆南線、渡慶次~波平線を継続して実施してまいります。また、村民センター地区へのアクセス道路として村道波平~部屋線を整備するとともに、村民センター線、楚辺座喜味線については、読谷中学校の移転計画との整合を図り、取り組んでまいります。 生活排水路整備につきましては、台風等で被害のあった楚辺集落を重点地区として整備し、より良い生活環境整備に努めてまいります。
公園・緑地の整備につきましては、セーラの森公園、観音堂公園の年度内完成を目指してまいります。
引き続き花壇登録制度、村営苗畑を活用し、植樹祭の開催、緑と花いっぱい運動の推進に努めてまいります。
ゴミ及び廃棄物対策につきましては、再生整備を終えた最終処分場が、本年度より供用を開始します。今後、埋立廃棄物の減量化を図り、延命策の具体化に努めてまいります。また、清潔な生活環境の実現とゴミの減量化・資源化を図るためゴミの回収方法をステーション回収から戸別回収に変更するとともに、村指定袋の利用を義務づけるため条例制定し取り組んでまいります。
地球温暖化対策については、地球温暖化対策実行計画の策定に向けて取り組み、省エネやごみの減量化等に対する、行政内部の更なる意識改革を行ってまいります。
墓地のあり方につきましては、住宅地域へ混在する等の問題をかかえており、墓地整備基本計画に基づき、公営墓地の整備並びに墓地区域の規制や誘導が早期に実施できるよう検討してまいります。
上水道整備として、良質な水の安定供給を確保するため、伊良皆地内に配水管敷設工事を実施するとともに、村単独事業で給・配水管工事や老朽管の切り替え工事を実施してまいります。また、本年度から読谷村水道事業基本計画策定に取り組み地域水道ビジョンをまとめてまいります。消費税導入につきましては、国の動きを見ながら、引き続き検討を進めてまいります。
下水道整備につきましては、比謝・大湾・大木地区の流域関連公共下水道の整備を継続してまいります。
消防・防犯・防災対策の充実につきましては、「ちゅらうちなー安全な村づくり」を目標に、各行政区、自治会、関係団体と連携を図り、地域における防犯対策の推進、飲酒運転追放を重点目標に掲げ、交通安全運動の強化に努めます。また地域防災計画を見直すとともに防災意識の高揚に努めてまいります。
(9)自治の郷を築で心らづくり
平成20年度は、村政を施行してから20周年を迎えます。激動の歴史を振り返るとともに、将来の読谷の村づくりの方向を確認する為に記念式典や植樹祭を実施するとともに、村民との協働の村づくりを継承するため、村民が行政に参加しやすい環境づくりについて考える節目の年と位置づけ、取り組んでまいります。
第4次総合計画基本構想の初年度となりますが、引き続き住民自治の基本である各字・自治会に対して、相互扶助の向上をめざし、各種支援を行ってまいります。
円滑な行財政の運営については、「読谷村行政改革実施計画」に基づき、全ての事務事業について、徹底した経費の節減を行ってまいります。
平成20年度は、医療制度の改正や行政課題に効率的に対応するため、住民保険課を住民年金課と健康保険課に分離するとともに、軍用地の跡地利用を推進するため読谷飛行転用推進課を跡地利用推進課に名称変更し、課題解決に取り組んでまいります。
職員の育成につきましては、「主体性をもって自治創造に取り組む職員」を育成するため、各種研修への派遣や自主研修において職員の自己啓発と意識改革を図り、政策形成能力の向上と時代に即応し、村民ニーズに応えうる人材育成に努めてまいります。
広域行政の展開につきましては、ゴミ処理や消防・救急業務、し尿処理や介護保険業務、後期高齢者医療業務を一部事務組合や広域連合で取り組んでおります。本年度も広域行政の充実を図るとともに、関係市町村との連携強化に努めてまいります。
男女共同参画社会の推進につきましては、「読谷村行動計画」に基づき、女性会議を中心に各種女性団体との連携を強化し、事業を展開してまいります。