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2008年8月発行 広報よみたん / 2頁

夏の暑さにご用心!気をつけよう!熱中症

 夏真っ盛り。夏のレジャーやスポーツなど、外に出かける機会が増えると思います。そこで注意をしなければいけないのが「熱中症」、毎年のことだけに熱中症については多くの方が知ってるとは思いますが、皆さんは、その原因や予防、対処法を知っていますか?
○熱中症とは?
 気温や湿度が高い場所などで、汗をかくことにより、体温の調節機能が低下し、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れ、起こる障害のことです。死に至ることもありますが、予防法を知っていれば防ぐことができ、適切な応急処置を行えば大事に至ることはありません。
○どのような場所でなりやすいか
 高温、多湿、熱を発するものなどがある場所(工事現場・運動場・体育館・一般家庭の風呂場や気密性の高いビルやマンション・車中など)
○どのような人がなりやすいか
・脱水症状のある方
・高齢者の方
・肥満の方
・過度の着衣
・普段から運動しなれてな い方
・暑さになれていない方
・病気の方、体調の悪い方
○予防対策
・暑さを避けこまめに水分をとりましょう
・吸湿性や通気性の良い服を着用し、襟元をあけるなど工夫をしましょう
・日傘や帽子を利用しましょう
・炎天下での長時間の作業や海水浴は避けましょう
・たくさん汗をかくときは十分な水分と塩分(スポーツドリンクなど)を補給しましょう
・室内では、すだれやカーテンなどで太陽光を遮断し、適度な通風や冷房設備を設けるなど、熱を逃がす工夫をしましょう
・急に暑くなる日は注意しましょう
○現場での応急処置
・涼しい環境への移動(風通しの良い日陰やクーラーのある室内など涼しい場所へ移動させる)
・体を冷やす(衣服をゆるめるなどして体から熱を逃がす。氷や水で首や脇の下、足の付け根などを冷やす)
・水分や塩分の補給(冷たい水やスポーツドリンクなどを与える。※ただし、意識がはっきりしないとき、自力で水分摂取ができない場合は厳禁)
・医療機関へ運ぶ(意識がはっきりしないとき、自力で水分摂取ができないときは、すぐに医療機関へ搬送する) 
平成19年度沖縄県内発生状況(人数) 調査期間 H19.6.3~9.29(県内定点医療機関からの報告による)
 
居住地別 576
県内   558
県外   18
男女別  576    
男487
女89
年齢別 576    
0~9  4
10~19 75
20~29 119
30~39 109
40~49 79
50~59 78
60~69 41
70~  71
直射日光暴露時間 576
2時間以内 59
2~4時間 99
4時間以上 316
暴露時間無し 102

発生場所別 576
 農地 40
 海浜 22
 運動場 60
 路上 27
 屋外 303
 屋内 108
 ゴルフ場 7
 その他 9
発生要因別 576
 農作業 44
 漁業 4
 水泳・甲羅干し 14
 運動場 110
 屋外作業 287
 屋内作業 58
 ゴルフ 8
 その他 51
定点医療機関数 23
発生総数 576人
死亡者数 5人 ※
※定点医療機関からの報告外3件含む
直射日光暴露時間無しが102件で全体の約18%を占め、屋内での熱中症予防対策も重要であることがわかります。

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