読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2008年10月発行 広報よみたん / 12頁

健康をまもる読谷村診療所

医療制度改革 ~国民皆保険制度を維持するために~
 わが国には全ての国民が「いつでも、どこでも、誰でも安心して受けられる」医療の実現のため、1961年に「国民皆保険制度」が出来ました。この保険制度のため、日本は世界に冠たる長寿国となったのです。しかしこの保険制度が窮地に立たされていることは、既にご存知の方々も多いことと思います。原因はいろいろあると思いますがその多くは医療費の大幅な伸びにあると考えられています。
 ところで沖縄県における平均寿命をみてみると、平成7年では男性の平均寿命は全国4位。平成12年には26位と急落、いわゆる“26ショック”が起こりました。また男性35歳~49歳の働き盛り世代でみると、心臓病や脳梗塞などの心・脳血管疾患、糖尿病、肝臓病などの生活習慣病がその世代の死因の上位となっていたのです。さらにこれらの病気が医療費の増大に大きな拍車をかけていること、同時に社会全般の活力にブレーキをかけていることになり、沖縄の大きな問題となっています。
 これらのことから“健康・長寿”を維持するには国民皆保険制度を維持していかねばならず、そのためにも特に働き盛り世代層の方々の意識改革が必要と言えるでしょう。これは薬による病気の治療だけではなく、生活の正常化(栄養・運動・休養・健診)も求められることになります。これらの効果は即時に現れるものではないかもしれません。しかし私たちはしっかり保健医療の現状や背景を見つめ、真剣な意識改革を考えていかねば、「いつでも、どこでも、安心して受けられる」医療を維持することは、明らかに難しくなるといっても過言ではないでしょう。
 (実は私も健康管理のため、ウォーキングをやっています。これが結構楽しい!スッキリしますヨ。皆さんも何かひとつ、健康づくりに向けて意識を変えてみませんか。)                読谷村診療所医師 小橋川 悟

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