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2008年12月発行 広報よみたん / 11頁

防災一口メモ 風の強さと予想される被害の関係

 気象庁では、風の強さの程度をご理解いただくために、風の強さを下表のように分類してお伝えしております。
 本年(2008年)発生した台風13号は八重山地方に猛烈な風をもたらしました。特に与那国島では長時間吹いた暴風により、大きな被害を受けました。このときの与那国島における最大瞬間風速は62.8m/sを記録しています。
平均風速(m/s)
予報用語
おおよその時速
風圧(kg重/ )
人への影響
屋外・樹木の様子
車に乗っていて
建造物の被害

10~15
やや強い風
~50km
~11.3
風に向かって歩きにくくなる。傘がさせない。
樹木全体が揺れる。電線が鳴る。
道路の吹流しの角度が水平(10m/s)、高速道路で乗用車が横風に流される感覚を受ける。
取り付けの不完全な看板やトタン板が飛び始める。

15~20
強い風
~70km
~20.0
風に向かって歩けない。転倒する人もでる。
小枝が折れる
高速道路では横風に流される感覚が大きくなり、通常の速度で運転するのが困難となる。
ビニールハウスが壊れ始める。

20~25
非常に強い風(暴風)
~90km
~31.3
しっかりと身体を確保しないと転倒する。
小枝が折れる
車の運転を続けるのは危険な状態となる。
鋼製シャッターが壊れ始める。風で飛ばされた物で窓ガラスが割れる。
25~30
非常に強い風(暴風)
~110km
~45.0
25~30

立っていられない。屋外での行動は危険。
樹木が根こそぎ倒れはじめる。
車の運転を続けるのは危険な状態となる。
ブロック塀が壊れ、取付けの不完全な屋外外装材がはがれ、飛び始める。

30以上
猛烈な風
110km~
45.0~
立っていられない。屋外での行動は危険。
樹木が根こそぎ倒れはじめる。
車の運転を続けるのは危険な状態となる。
屋根が飛ばされたり、木造住宅の全壊が始まる。

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