読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2009年1月発行 広報よみたん / 4頁

明けましてあめでとうございます 読谷村教育長 比嘉 隆

 我が国では、諸々の抜本的な改革がなされようとしておりますが、なかなか混迷の域を抜け出すことができません。
 米国発の金融危機による景気の悪化もあり、それに異常とも言える政治的・経済的不安定な要素も加わり、私たちを取り巻く社会環境は極めて憂慮すべき状況にあります。
 そのような中でもノーベル賞の連続受賞は沈滞した我が国に明るい光を四条ももたらし、日本人に、元気、活気、やる気を与えたといってよいだろう。
 南部陽一郎氏、益川敏英氏、小林誠氏の物理学賞、下村脩氏の化学賞と四人も二十一世紀に入ってから十六人受賞の快挙である。
 新春と言っても、必ずしも晴れ晴れとした気分にはそうそうなりきれない昨今の世相であるが、人類の歴史は常に先人の「克服への挑戦」であったことを考えれば、いつの時代でも問題のない時代など、ないのかもしれません。そのような考えに立ち私たちは「明日に向かって常に挑戦する」気概を持って進まねばなりません。特に過ぎし世相が暗かっただけに一層、その感を強く持たざるを得ません。
 次に、教育委員会の一年の歩みを特徴的なものだけを列挙し紹介することにします。
 『教育総務課』
○古堅小学校の防音校舎が築三十年余の経年劣化により防音機能の低下が認められ、その改善を図るため防音機能復旧事業を実施。
○読谷中学校校舎等が経年劣化により老朽化が著しいため、全面改築事業の準備、企画立案。それに伴う屋内運動場、武道場等の新増改築事業の準備、着手。
『学校教育課』
○学対実践報告会を各学校毎に実施し、その成果を踏まえ、村学力向上対策実践報告会を実施。
○海外ホームステイ事業、EU交流事業に中学生(四人)を派遣。
○障がいのある子どものニーズに応じた適切な教育支援策を実施し、各小・中学校に特別支援教育支援員を村費で配置。
○各幼稚園に預かり保育を実施し村費で特別支援教育支援員を配置。
○県代表として全国並びに九州大会等へ選手派遣(中学校ラグビー、柔道、ソフトボール、アイデアロボット、テニス、空手等)。(小学校マーチングバンド、バトントワーリング、アンサンブルコンテスト等々)
『生涯学習課』
○鳥取県米子市との子ども会交流事業の実施。
○「まなびフェスタ」を開催し、各種サークル、講座等の成果の発表。
○第二回読谷村健康ウォーキング大会を実施し村民の健康づくり、生涯スポーツの推進。
○平成二十二年度全国高等学校総合体育大会・読谷村実行委員会を設立。
○第三回読谷村民俗芸能祭を開催し、地域の伝統芸能の継承・発展に努める。
○村立図書館での各種講座及び「ブックスタート」の実施。
『文化振興課』
-歴史民俗資料館-
○護佐丸企画展の開催
○博物館学芸員実習生受け入れ、及び教職員十年研修受け入れ実施。
○読谷高校・嘉手納高校・読谷中学校・古堅中学校等の生徒・職員の実習受け入れ実施。
-美術館-
○児童生徒作品展・新収蔵品展の実施。
○読谷やちむん展。
○第二十八回アンデパンダン展の開催。
○企画展「川平恵造絵画展」。
○収蔵品展(陶芸・琉球ガラス)。
○移動美術教室(読谷小・古堅南小・渡慶次小)の実施。
○美術教室(陶芸:読谷中)の実施。
『学校給食調理場』
○中学校卒業記念バイキング給食の実施。
○学校給食展(まなびフェスタ参画)。
○学校給食ポスター・作文・標語コンクールの開催。
○学校給食アンケートの実施。
○県主催「食育シンポジウム」へ参画。
以上、教育委員会の一年の歩みを箇条書きで申し上げましたが、村民各位のさらなる御支援・御協力をお願い申し上げまして新年の挨拶といたします。
謹賀新年 教育委員会
教育委員長  宮平 永金
       喜屋武洋子
教育委員   大湾由美子
 〃     知花 喜子
教育長    比嘉  隆
教育総務課長 照屋 清健
学校教育課長 比嘉 秀侑
生涯学習課長 與儀  優
文化振興課長 小橋川清弘
美術館長   与久田健一
文化センター館長 大湾  栄
給食調理場所長 饒平名俊江

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