読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2009年1月発行 広報よみたん / 12頁

vol 61めざせ!健康ゆんたんざ“妊婦の栄養補給には正しい知識と愛情”

 あけましておめでとうございます。村民の皆さん新しい年をどうお過ごしでしょうか。
 健康増進課では、年3回“うぶごえ教室”を開催し、妊婦さんが安心してお産を迎えられるようにお手伝いをします。
 妊娠中も体重管理、食事のバランスに気をつけることがとても大切です。むやみにダイエットしたり、食べたいものだけ食べて栄養が偏ったり、太りすぎたりしないように注意が必要です。妊婦さんの健康はお腹の中で赤ちゃんが育っていくためにとても大事な事で、母体の環境によっては未熟児出産、早産、低体重児出産、死産などを起こしやすく、また妊産婦死亡、糖尿病誘発の原因にもなるのです。まず、自分の妊娠中の適切な体重増加を知ることが大切です。
 まず、体格指数(以下BMIとする)を妊娠前の体重と身長から求めます。
例)体重60
kg、身長160
cmの成人女性の場合
(体重60)kg÷(身長1.60)m÷(身長1.60)m=(BMI23.4)
例にあげた女性の場合、BMIが23.4なので判定は標準、妊娠中の体重増加量は7~12
kgになります。
 妊娠中は栄養のバランスがとても重要になりますが、積極的にとってほしい栄養素が、鉄・ビタミン・葉酸・マグネシウムです。とくに葉酸は妊娠前から必要です。妊娠がわかった時点ではすでに6~8週目に入っていることが多く、大切な細胞・神経系はつくられるのですが、その細胞・神経系の原材料になるのが“葉酸”、主に緑黄食野菜、果物などに多く含まれています。
 また、妊娠すると鉄分不足で大半の人が貧血になりやすいので、予防のためにバランスのとれた食生活と鉄分を多く含む食品をたくさん食べましょう。鉄はレバー、貝類(しじみ、あさりなど)、ひじき、ほうれん草などに多く含まれ、体内で鉄の吸収をよくするためにビタミンC(芋類、果物、野菜)も一緒に摂ると効果的です。
 うぶごえ教室は妊娠、出産、育児の情報交換の場として、また妊婦さん同士のお友達がつくれるよう楽しく開催していますので、ご参加おまちしております。
 健康増進課では、来所相談、訪問相談も実施していますのでお気軽にご連絡下さい。
    健康増進課  栄養士
        請舛 奈美乃
うぶ声教室内容(無料)
・赤ちゃんの成長過程
・妊婦の栄養
・妊婦体操
・沐浴実習(乳児のお風呂の入れ方)
・むし歯予防・母と子の絆

うぶ声教室スケジュール1月29日(木)
2月 5日(木)
2月13日(金)
2月19日(木)
2月26日(木)

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