〔写真〕「老人ふれあいの集い」「救急救命研修会」原本参照
(2)自然と調和したむらづくり
本村は、長大な自然海岸を持つサンゴ礁池をはじめとした亜熱帯の豊かな自然環境を持っています。この豊かな自然環境は、村民共有の財産であることから、村づくりにあたっては、自然環境の保護・育成を進めてまいります。
景観につきましては、本村は今年の1月に景観法に基づく「景観行政団体」となりました。これにより、景観行政を担う主体として、景観法を活用した自主的な取り組みが可能となります。今後、策定及び制定予定の読谷村景観計画並びに読谷村景観条例に基づき、本村の自然・歴史・文化といった読谷固有の風景づくりを推進してまいります。また、良好な市街地の形成を図るため、用途地域の見直しに向けた検討を進めてまいります。
(3)ちむ清らさの人づくり
村民総参加の「読谷まつり」はサブテーマに「環境」を位置づけ、自然環境の保全と共生、人間の豊かな感性を育む環境の構築を目標に引き続き展開してまいります。また、これまでの成果を引き継ぎ、地域文化の創造発展と、村民をはじめ県内外から訪れる多くの方々に感動を与えるまつりとして、村民とともに継承と発展に努めてまいります。
歴史民俗資料館におきましては、座喜味城跡や各字にある民俗文化財等の保存と活用を推進するとともに、常設展、企画展等をとおして歴史文化の継承発展を目指し、地域に根ざした資料館として充実と活用に努めてまいります。
美術館では、「富元明雄彫刻展」等の企画展のほか、村民の主体的な芸術活動を支える「アンデパンダン展」を開催するなど、村民の芸術文化の振興・発展に努めてまいります。
村史編集室では、計画的な村史編纂を行うとともに、字誌編集への取り組みに対し、関係資料の収集や提供等、編集支援を引き続き行ってまいります。
国際交流・異文化交流につきましては、「中学生海外ホームステイ派遣事業」をはじめとする各種交流事業等を継続実施し、広い視野を持つ人材育成を行うとともに、村民へ新しい文化の波及に努めてまいります。
未来を担う幼児児童生徒が明るく元気に健やかに成長するには、学校・家庭・地域が連携・協力し、幼児児童生徒の「確かな学力」、「豊かな心」、「たくましい体」等の「生きる力」を育むとともに、地域教育力の向上や家庭教育の支援の充実が欠かせません。学校教育では、幼児児童生徒の「生きる力」を育むため、個に応じた学習指導の充実を図るとともに、スクールカウンセラーや心の相談員を配置し、心のケアの充実に努めてまいります。また、総合的な学習の時間や学校行事をとおして、地域への愛着や伝統文化の担い手としての意識の高揚が図れるよう、郷土学習の充実に努めてまいります。障がいをもつ幼児児童生徒の自立や社会参加に向け、一人ひとりに適切な指導や支援が行えるよう関係機関と連携・支援体制を整備し、組織的に取り組んでまいります。
生涯学習につきましては、生涯にわたり「いつでも、どこでも、だれでも」必要な学習ができる環境の構築が求められています。そのため、文化センターや村立図書館の利用を促進し、学習機会の充実に努めるとともに、伝統芸能の継承や文化芸術活動、社会教育関係団体の育成を推進してまいります。
スポーツ・レクリエーションの充実につきましては、村民の健康意識が高まる中、健康づくりに重点を置いた各種スポーツ大会や教室等を実施し、生涯スポーツ社会の実現と村民の健康増進に努めてまいります。また、平成22年度に開催される全国高等学校総合体育大会ソフトボール競技の開催に向けた取り組みを進めてまいります。