読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

2009年5月発行 広報よみたん / 6頁

3 本年度の予算と実施項目 (4)生き活きがんじゅうゆいまーる (5)手づくり工芸の継承と発展 (6)ゆんたんざ産業づくり

〔写真〕「がんじゅうフェスタ」「小学生陸上競技大会」原本参照

(4)生き活きがんじゅうゆいま一る
 誰もが健康で生きがいを持ち、生き活きと暮らすことができる社会の実現は、村民全ての願いです。そのためにも、村民が自ら健康について意識し、病気にならないようお互いに支え合う仕組みづくりに取り組まなければなりません。
 昨年開設いたしました健康増進センターは、健康づくりの拠点として、村民が親しみやすく、利用者の主体性を促す魅力ある運営に努めてまいります。また、各課との密接な連携を図り、利用しやすく、わかりやすい健康づくりの支援を展開してまいります。診療所におきましては、生活習慣病対策をはじめ、病気を未然に防ぐ予防医療への転換を図るとともに、地域に根ざした医療機関として、村民の多岐にわたる医療ニーズに、的確に対応できる体制づくりに努めてまいります。
 母子・児童福祉につきましては、妊婦健診に係る公費負担の拡充など、家庭において安心して子どもを産み育てられるよう、サービスの充実に努めてまいります。
 本格的な高齢社会を迎え、活気ある地域社会を維持するためには、高齢者の健康が大切であります。今年度より、地域包括支援センターの運営を村で行い、高齢者が安心して暮らすことのできる各種サービスを総合的に提供してまいります。
 障がい者保健福祉につきましては、障がい者が社会の中で自立して生活していけるよう、相談支援事業を強化するとともに、就労等の支援を行ってまいります。
 国民健康保険事業については、予防可能な生活習慣病に着目した被保険者の健康管理を徹底し、医療費の伸びを抑制するとともに、保険制度の維持安定を図るため、国民健康保険税の適正化に向けて検討してまいります。
 国民年金につきましては、村民の老後の生活を支える大切な制度として、広報等を活用し、制度の周知を図るとともに、未加入者の加入促進や低所得者への免除申請の勧奨など、社会保険事務所と連携し、無年金者の防止に努めてまいります。
 後期高齢者医療については、広域連合との連携を密に、高齢者の心身の特性や生活実態をふまえた医療の確保に努めてまいります。

(5)手づくり工芸の継承と発展
 本村はヤチムンの里を中心に県内最大のヤチムン産地として発展しております。本村に根付いたヤチムン文化を継承・創出していくとともに、ヤチムンの愛用促進に努めてまいります。
 また、特産品として定着しております琉球ガラスにおきましても、広く村内外への普及に努めてまいります。
 読谷山花織の振興につきましては、後継者の技術向上を図るとともに、新商品の開発や販路開拓など、組合の取り組みを支援してまいります。

(6)ゆんたんざ産業づくり
 花卉、野菜、果樹、紅イモ等の農産物及び畜産につきましては、安定生産・飼育、出荷体制の強化を図るとともに、担い手の育成、認定農業者の支援を行ってまいります。また、中部農業改良普及センター及び沖縄県農業協同組合等と連携を密にし、指導体制の強化を図るとともに、環境負荷の少ない減農薬農業への転換を進めるなど、食の安全・安心の取り組みを推進してまいります。
 さとうきびにつきましては、平成22年度実施予定の経営安定対策制度に向けて、生産者が引き続き交付金が受けられるよう、生産者・県・関係団体との連携に努めてまいります。 地産地消につきましては、生産者等と連携し、地域で生産される農水産物や加工品が学校給食等へ積極的に活用されるよう、地産地消流通システムの充実を図るとともに、ファーマーズマーケット等の設置に向けて取り組んでまいります。
 農業生産基盤整備につきましては、読谷中部地区県営畑地帯総合整備事業(読谷飛行場跡地)及び、読谷中部地区県営かんがい排水事業の取り組みを推進してまいります。耕作放棄地につきましては、農業委員会と連携し、その解消に取り組んでまいります。
 漁業につきましては、モズク等の海藻類養殖を推進し、生産・加工技術の向上を図るとともに、農・商・工の連携による商品開発と販路開拓の取り組みを支援してまいります。また、漁場環境の保全や貝類の放流等の資源回復への取り組みを支援し、地域漁業の活性化を図ってまいります。
 観光振興につきましては、観光振興地域への観光関連施設の立地を促進するとともに、読谷村観光協会を中心に読谷村商工会や関係団体との連携により民泊事業を推進し、地域資源を活用した読谷型観光の振興に努めてまいります。
 商工業の充実につきましては、商工会振興事業を継続実施し、中小企業への「緊急保証制度」等の対応と優良企業の立地推進に向けて取り組んでまいります。

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