7月4日(土)、食育シンポジウムが鳳ホールで開催されました。
まず、琉球大学教育学部生涯健康教育コース講師の森山克子さんが「学童期や成長期の食育」をテーマに講演を行い、食育の重要性を講話しました。なかでも朝食を食べない児童が多いことについて、欠食は単に一食を抜くと言うことだけではなく、きちんとした生活習慣が身に付いていないことを示すものであり、改善しなければならないと主張しました。
次に、佐渡山美智子さんをコーディネーターとしたシンポジウムが行われ、読谷村診療所の小橋川悟所長、古堅小学校栄養教諭の新里眞里子さん、読谷村社会教育委員の古波倉正さん、読谷村役場農業推進課の城間康彦さんら4人が専門的立場からの発表を行いました。
小橋川所長は学生時代に、朝食抜きの学生としっかり食べる学生を比較した結果、朝食を食べる学生のほうが優秀な成績をあげたことを語り、成績を上げたければ朝食を食べるべきと述べました。
最後に、給食調理場の職員による、健康問題をテーマにした食育劇「幸せな未来への第一歩」が行われました。 調理場の職員が演じる7人家族が、食生活や健康問題などについて会話をしながら、おもしろおかしく食育について解説しました。