米軍人によるひき逃げ死亡事件に抗議する読谷村民総決起大会
平成21年11月7日(土)に発生したトリイ基地所属の米軍人によるひき逃げ死亡事件の解決を求めて、12月13日(日)に読谷村文化センターで村民総決起大会が開かれ、集まった1500人余が事件への対応に怒りと不満の声を上げました。大会には実行委員長の安田慶造村長をはじめ、読谷村議会、読谷村老人クラブ連合会、読谷婦人会など村内の各種団体が出席したほか、村出身の山内徳信、糸数慶子両参議院議員、照屋寛徳衆議院議員らも応援に駆けつけました。
今回の事件に対する抗議決議案が読谷村青年団協議会副会長の仲宗根朝美さんによって読み上げられると、満場一致で採択されました。採択の後は當山眞市県議会議員により、頑張ろう三唱が行われ、村民が一丸となって事件の早期解決を求めていく姿勢を示しました。大会に参加した村民からは「今日は米軍に抗議の意思を伝えるためにやってきた。米軍人の身柄を引き渡しできるようになってほしい。」(61歳女性・・字楚辺)、「容疑者の米兵は早く出頭して謝罪してもらいたい。」(63歳・・字長浜) 「今回の村民大会でも引き渡しが実現しないのなら、県民大会などもっと大きな大会を開く必要があるのではないか。」(47歳女性・・字喜名)などの意見が寄せられました。大会終了後は会場となった読谷村文化センターからトリイ基地まで抗議のためのデモ行進を行い、ゲート前で仲宗根悟県議会議員が抗議声明を読み上げ、安田村長が抗議決議書をトリイ通信施設法務部長のバリー・スティーブン中佐に手渡しました。
また、12月21日(月)から22日(火)にかけて村民を代表して総勢12名からなる要請団が内閣総理大臣他5箇所へ大会決議書を手渡し、事件の早期解決と再発防止を要請しました。このような悲劇が二度と起こることがないよう、村民一体となって事件の解決を強く求めていきましょう。