
今月の人口
今月の人口 1970年4月30日 現在 住民登録調べ 男 10,868 女 11,762 計 22,630 世帯数 4,115
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今月の人口 1970年4月30日 現在 住民登録調べ 男 10,868 女 11,762 計 22,630 世帯数 4,115
ブー公の美人コンテスト にぎわった養豚まつり むらの第一回養豚まつりが去る四月五日に行われ大変にぎわいました。村内の約一万頭からえらびぬかれた美人?美男?が、日頃お世話になっている御主人様の名誉をかけて、色とりどりの衣しょうを身にまとって出場し、その美をきそいました。今度のまつりは、全琉ではじめてあって、とうく伊平屋、伊是名、本部、糸満などからも見物人がつめかけ大にぎわいの中に幕をとじました。 この養豚まつりは、村内の養豚農家の技術の披露や村内外の養豚農家との技術の交換をはかるとともに、読谷村を豚の産地化としての地位をきずき、むかえる七二年の日本復帰にそなえ、第一次産業を振興し、読谷農協、沖繩家畜登録協会、沖繩畜産会の後援をえて催されたものです。出品された豚は、村内約一万頭から第一次、第二次の審査をパススした、いずれも優秀な豚で参観者の目をひきました出品された豚は、経産豚、一〇頭、未経産豚、一〇頭種雄豚四頭、それに品種改良のため、村が本土から購入して農家に貸付してある参考豚などが展示されました。審査は、経産豚、未経産豚、種雄豚の三部に分けてきびしい審査をうけ入賞した豚にはそれぞれ賞品と賞状が授与されました。また会場には、動物薬品展示即売会場や畜産コーナ、生産資材の展示と即売などもあり、養豚農家の飼育についての相談ごとや、映写による新しい養豚経営、衛生管理、写真、グラフによる展示会、農林高校生による豚の審査競技大会などが行われました。また初めての子豚のセリ市も開かれ、農家の深い関心をよびましたこのセリ市には、那覇ミートなど、八人の業者が参加しましたが、初めてのセリであることや、豚の相場が一般的に知られていないこともあって、実際にセリ市で売られたのは、一四九頭のうち八四頭でした。 しかし、この養豚まつりによせる農家の意欲は並々ならぬものが見られ、特に七二年本土復帰に備えての自立経済の基本である第一次産業の振興策とあいまって農家の経営の合理化、品種の改良についての日頃の成果がうかがわれました。 入賞した優秀豚はつぎのとおりです。 経産豚 一位 新垣賀真(セナハ) 二位 山内真勇(トケシ) 三位 山内徳永(宇座) 〃 仲宗根盛繁(〃) 未経産豚 一位 山内徳永(宇座) 二位 新垣賀真(セナハ) 〃 新垣昇一(〃) 〃 浦崎政守(比謝) 種雄豚 一位 松田正久(高志保) 二位 玉城良平(座喜味)
宇座農道改良工事など議決 3月定例議会 読谷村第二回議会定例会は、去る三月二五日から三十一日までの六日間にわたって開かれました今議会に提案された案件は (一)、水道配水施設売買契約について (二)、一九七〇年度、読谷村水道事業収入才出追加予算について(二回) (三)、水道配水施設の取得について (四)、一九七〇年度読谷村一般会計才入才出追加更正予算について (五)、農道改良工事請負契約について (六)、一九七〇年度読谷教育区一般会計才入才出追加更正予算について(四回) (七)、一九六九年度読谷村一般会計才入才出決算認定について (八)、一九六九年度読谷区教育委員会一般会計才入才出決算認定について 以上の案件が当局から提案され慎重に審議されたのちに、全員一致で議決されました。 こんどの定例会は、予算の更正、一九六九年度の決算認定、水道事業施設の取得、農道改良工事請負契約の承認といったものが主でありました。
体育館が完成 -読谷小学校- 読谷小学校(知花寺次郎校長)の体育館が完成、三月二八日に体育館開きと、落成祝賀会が行なわれました完成した体育館は、総面積九六六・八平方メートルのコンクリート、スレート建で二階は観覧席になっています。総工費は七万七五五二ドルで、バスケットリング、バレーボール、バトミントン、や体操競技などができるほか催しなどのホールにも使用できます同館の完成によって、村のスポーツの振興に期待がもたれるとスポーツ関係はよろこんでいます。
新運動場が完成 読谷中学校 読谷中学校(比嘉良正校長)の新運動場が学校南側に完成、去る二月二八日午后二時半から落成記念式典が新運動場で開かれた。式典には、屋良主席をはじめ池原村長、教育関係者、それに父兄多数が参加しました。新運動場は総工費八万四千ドル、総面積一万五千平方メートルで、二〇〇メートルのトラックが取れるほか体育備品室、給水場、バックネット、国旗掲揚台などがあります。この国旗掲揚台は、今春の卒業生が記念として贈ったものです。同校はこれまで運動場がせまく、運動会などの催しにはこまっていましたが、これが解消されたとあって職員生徒共によろこんでいます。
大湾駐在所が開所 区民の不安解消 去る三月十日、午後四時から、大湾駐在所開所式が行われました。開所式には、村長、正副議会議長、教育委員長、知花英夫立法院議員、嘉手納警察署長や、古堅校区の区長、議員多数が出席しました。同駐在は、大湾、比謝、渡具知、古堅の四ヶ部落の治安維持にあたります。同地域は、これまで駐在所がないために、区民はたえず不安をいだいていましたが、この駐在所の開所によって不安が解消されたとして、よろこんでいます。
1970年度 むらの財政 村は、第一七回の、むらの財政の状況を公表いたしました。この公表は、むらのざいせいが、どのように、うんえいされているか、また村民が納めていただいた税金がどのようにつかわれているかを村民に知らせるものです。 才入 ※一九七〇年度一般会計予算の執行状況について、(一九六九年七月一日から一九六九年十二月三十一日) 才入予算総額、六九万三四二八ドルに対して、才入済総額五四万八三一八ドルで、八〇%(一九六九年度同期八四%)であります。才出においては、才出予算総額六九万三四二八ドルに対して、才出済総額、二八万〇〇二四ドルで四〇%(一九六九年同期三八%)となり、才入において前年度より低く、才出において二%の高い執行状況となります。 才入について 村 税 財政構造の安定度については、村税が才入総額に占める割合が高いほどよいといわれています。読谷村における村税の割合については才入総額の!!一一・九六%!!の合となります。この村税は住民への村行政に対する関心をたかめるもとになり、村は住民負担を村行政サービスによって住民に還元いたします。 村税の予算額は、七万六九六三ドルに対して、才入済額、四万二四二四ドルとなり、五五、一二%の執行率となります。村税とは、村民税、固定資産税、事業税不動産取得税、軽自動車税などからなります。とくに不動産取得税においては予算現額を上まわる一三%の高率となっていますが、不動産の移動と新築家屋が多いのがその原因となりますまた、軽自動車税においても、予算現額の一二八%となります。これは、一九七〇年度から、市町村税と積をして新設されたので、ため従来の行政府の徴収実であおさえて予算計上したります。 市町村交付税 予算現額、三一万〇〇〇一ドルに対して、収入済額、二二万四六二一ドルで、七二%となりますが、本年度の交付税決定額が、三〇万一八三九ドルでありますので最終的には、政府決定額との差額八一六二ドルの減となります。 公営企業及財産収入 これは、村有財産のうちの軍用地料収入、村保有の株券の配当金、基金の預金利子及び財産売却代などからなり、予算額、四万九二九七ドルに対して、四万七四四八ドルの収入済額となり九六%であります。 使用料、及手数料 使用料、及手数料とは、保育所の保育料、火葬場の使用料、村民の窓口利用による諸証明の手数料からなり予算額一万一七二〇ドルで収入済額六六七二ドルで五六%となります。 政府支出金 政府支出金とは、読谷村に設置されている獣医の畜産指導員の設置補助金、失業対策事業の補助金、市町村土木事業補助金、水産施設補助金、保育所入所児童に対する措置交付金、国民年金事務取扱交付金が主になっており、五万一六二三ドルの予算に対して、一九〇ドルの収入済となり、四%の低い執行状況でありますこれは、政府の支払が事業完了後になされるためであります。 雑収入 雑収入は、九万五四六九ドルの予算に対して、八万四一六三ドルの収入済額となり、八八・一五%となります。この雑収入には、軍用地の無地番賃貸料、七万五七四八ドルに対して、収入済額、七万九四三五ドルで一〇五%、過年度収入(市町村の土木事業補助金等が年度内に収入できなかったもの)一万三四二五ドル、村有地果樹園の賃貸料二〇〇〇ドルが主であります。 その他 その他寄付金八〇〇ドル、繰入金、四万〇〇〇一ドルに対して四万ドル、九九・九九%繰越金、五万七五五四ドルに対して、一〇万一〇九八ドルで一七六%となります。 ※「村税の伸び」「積立金の保管状況」「積立金」「歳入済額、歳入予算額」は表のため、原本参照。
1970年度 むらの財政 読谷村告示第9号 財政公表(第17回)市町村自治法第177条第3条および読谷村財政状況の公表に 関する条例第3条第2項の規定により、読谷村の財政の状況を公表する 1970年3月31日 読谷村長 池 原 昌 徳 才出 才出予算総額六九万三四二八ドルに対して、二八万〇〇二四ドルの才出額となり四〇・三八%となり、一九六九年度の同期は、三八・四九%と比較いたしますと高いことになります。予算額の伸びも一一七・六七%となり、各款における執行状況は(1)議会費、五八・四二%(一六九年度同期や五〇・五〇%)(2)役所費、六〇・一八%(五七%)(3)土木費三二・五五%(二五%(4)社会及労働施設費六〇・六二%(五七%)(5)産業経済費二九・三一%(三〇%)(6)選挙費五四・九四%(四六・四一%)(7)諸支出金六〇・六二%(五七%)などは、いづれも一九六九年度予算の同期より高いことになります。また(8)消防費五七・九〇九〇(六一%)(9)保健衛生費四〇・五八%(四六%)(10)教育費負担金三三・六三%(三五・六七%)などはやや低いことを示しています。特に保健衛生費が低いのは、伝染病予防費等におけるえん霧消毒に用する原材料費の薬品購入及びその散布の事業が、これからの夏にかけての四、五、六月に行なわれるためである。 ※「5ヶ年の決算の推移」「1969年度決算の財政カ指数」「村から部落への経常的補助金、交付金(1969年度決算)」「部落別村税負担額調(1969年度)」「支出済額」「歳出予算額」は表のため、原本参照。
1970年度 むらの財政 ※「経常、臨事別収支に関する調べ(1969年度) 才入 才出」 「村有建物」 「村有車両」 「有価証券の現在高」 「村有土地の現在高」 村では、去る三月一日から八日までの間、労働力調査を行いました。この調査は、村民のうち、実際に社会に出て働くことのできる人がどれ位あるか、そのうち実際に仕事をもっている人がどれ位いるかを調べるために行ったものです。その調査がまとまりましたので発表いたします。 産業別 就業者数 構成 全産業 6,593 100% 第一次産業 総数 1,564 23.72 農林業 1,551 23.52 水産業 13 0.2 第二次産業 総数 1,207 18.30 製造業 264 4 建設業 933 14.15 鉱業 10 0.15 第三次産業 総数 3,822 57.98 卸小売業 475 7.21 金融保険不動産業 73 1.11 運輸通信公益業 216 3.27 サービス業 782 11.87 公務 464 7.04 軍作業 1,812 27.48 不詳