人口 17代目村長に山内徳信氏就任
広報よみたん 49/9 NO182 人口 昭和49年6月30日現在 総数 23,505人 男 11,370人 女 12,135人 世帯数 4,736戸 電話-2216:2293 消防-119:3933 発行:読谷村役場企画室 17代目村長に山内徳信氏就任 村民の期待をにない、全職員に拍手で迎えられ初登庁する山内徳信17代目村長(7月23日午前9時)
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広報よみたん 49/9 NO182 人口 昭和49年6月30日現在 総数 23,505人 男 11,370人 女 12,135人 世帯数 4,736戸 電話-2216:2293 消防-119:3933 発行:読谷村役場企画室 17代目村長に山内徳信氏就任 村民の期待をにない、全職員に拍手で迎えられ初登庁する山内徳信17代目村長(7月23日午前9時)
山内村政がスタート 期待される今後の活躍 住民本位の村政を築く 就任のあいさつ 村長 山内徳信 村民の皆様へ心からご挨拶を申し上げます。 今回の読谷村の村長選挙に当りましては、不肖私、読谷村の村長に当選することができましたことは、これひとえに村民各位の深い御理解と御支持御協力の賜であり、身に余る光栄と存じ、心から感謝し、厚くお礼申し上げます。 御承知の通り、私はこれまで、十有余年、学校現場で教育の発展と人間教育の為に微力ではありましたが誠心誠意努力してまいりましたが、七月二十三日を以って、読谷村の第十七代目の村長として就任し、村政への第一歩をふみ出すことになりました。政治の道や村政につきましては、全くの素人であります。未知の世界へ向って、一年生になった気持で、謙虚に村民各位の御指導を仰ぎ、本村発展の為に粉骨砕身努力していきたいと思いますので、村民各位の積極的な御協力御指導御鞭撻を切にお願い申し上げる次第であります。 さて、今後の村政を進めるに当っての基本姿勢を申し上げ、皆様方の御理解をいただきたいと思います。 基本姿勢(網領)として ①、憲法を守り、いっさいの戦争政策に反対し、反戦平和を確立する。 ②、政治の中央集権化に反対し、真の地方自地の確立と村民福祉を最優先する。 ③、基地経済から脱却し、公害のない平和経済の開発をすすめる。 ④、教育、文化、スポーツの民主的な発展をはかる ⑤、社会福祉施設を充実させ、村民のくらしと健康を守る。 ⑥、村民の生活と権利を守る。 ⑦、農業、水産業を振興して、農漁民の生活を豊かにする。 ⑧、中小零細企業を守り、伝統的な地場産業の振興をはかる。 以上の八つをうけて、基本方針、重点政策をかかげてありますが、全体を貫いている精神は、憲法の理念を村政に生かし、基本的人権を尊重し、平和を守り、民主主義を発展させ、村民主体の自治の確立を目指し文化的で豊かな生活を保障する村政の実現に努力することであります。 現在の日本の政治状況の中で、ここにかかげてあります政策を実現することは大変厳しく、また、時間のかかるものであり一朝一夕に実現できるものではありません。 これは正に人間として、あるいは地方自治体としての真の地方自治を確立する歴史的な行為であり、読谷に於ける地域民主主義を創造していく営みであります。 そのような認識の基に村民の身近かな問題を一つ一つ積極的に解決していく、その努力こそが地方政治の根本的姿勢であり、重要なことだと思います。 村民の声を大切にし、村民と一体になって事にあたった時に、そこに生き生きとした村民の姿、清新な息吹が現われ、そこから明るい村作り、民主的な村作りがはじまると思います。このような姿勢を村政運営の基本にしていきたいと思います。 現在、読谷村のかかえている諸問題は、どれ一つとってみても複雑で難しい問題であり、戦後処理の重要な時期に直面している感じが致します。 読谷村が、これから直面するであろう難問題の解決には、お互いの意思の疎通を図り、衆知を集めて事に当ることが必要であろうかと思います。 長々と申し上げましたが新しく村政にたずさわる者として、村民各位の善意と友情に期待し、今後の御指導、御鞭撻を心からお願い申し上げまして就任のあいさつとと致します。 〔写真〕「当選辞令を受ける山内徳信村長」原本参照
新村長に期待する村民の「声」 前村長辞任にともなう村長特別選挙は、山内徳信氏の無投票当選が決定し、去る7月23日午前10時より村選挙管理委員会より、17代目村長としての当選辞令が公付されました。これに先立ち、午前9時30分、新村長はキリッと引きしまった顔で全職員の見守る中を万雷の拍手に迎えられ、さっそうと初登庁し就任第一日目を迎えられた。「広報読谷」では、新村長に期待すると題し、村民の声を特集してみた。 いこいの家の建設を 村老人クラブ会長 渡久山朝盛 十七代目村長に就任された山内徳信氏おめでとうございます。我が老人クラブ二千余名を代表し、ひとことごあいさつ申し上げます。 本村は目下幾多の重要問題が山積みされている時に古堅前村長が辞せられ、山内助役も体の都合で退職なされ、一時は村政もどうなることかと村民は皆不安に陥っている時に、山内徳信新村長が就任されたということは、村民も皆感激いたしている次第であります。 今読谷村は重要問題が山積みされている時にその解決に当りたいとのご観点からの気持が充分うかがわれるのであります。 今まで十数年専攻された学識と御手腕、若さ、熱意を充分に生かされ、ガラス張りの行政と住み良い読谷村づくりされることを切に御希望申し上げます。 わが読谷村老人クラブは昭和三十九年に結成され翌四〇年には読谷村老人クラブ連合会が結成されました。 結成当初は幾多の苦難もありましたが、上司や村当局各位の御指導により、クラブ員も組織をよく理解し時局に対る認識と協力により、クラブ活動も一段と向上し、村内二十二のクラブに二千余名の会員が一体となって老人クラブの四柱ともいうべき左記の事項を推進してきました。 その第一に、健康管理面について、医師による健康診断と講演。 第二に、教養面において、名士の講演、映写見学、高令者学級等によるもの。 第三、レクリエーションにおいて、健康体操、歌と踊り、ゲーム等。 第四に社会との交流、他団体との交換会、社会見学、旅行等であります。 その第一の健康管理には老人の健康保持にやさい作り、手芸工芸いじりをとくれいし、年一回の作品文化展を開催し一般から好評をえ、また去年は県内で初めて老人運動会を開催し明治生年の意気を発揮し長寿の村にふさわしい活躍ぶりを見ました。 村老人クラブもこのように年々向上し、その成績優秀により四つのクラブが県老人クラブより表彰を受けています。又一昨年は村老連も県老連からその優秀さが認められ表彰を受けています。 このように、老人クラブ活動も年々活発となり、老人人口も増加し、変動する社会情勢に高令化社会を迎えようとする今日、幅広い福祉行政が国民の要望事項としてさけばれている現状であります。 以上のように老人クラブ活動をより活発に推進するために次の事項を新村長に要望し老人福祉の行政をお願いします。 ※その一に、「老人いこいの家」の建設をお願いします。 ※その二に、村老連に専従事務職員を配置してもらいたい。 ※その三に、老人クラブ事業計画による予算の全額補助をお願いします。 ※第四に、単位老人クラブへの補助金の増額。 ※第五に老令見舞金の増額 ※第六に病院の設置 以上のことを新村長に要望し、今後の活躍を期待します。 今こそ農政を重要施策に 喜名・農業 石嶺伝康 新村長の山内さんおめでとう御座居ます。しかもファイトにあふれている村長が誕生した事を喜んでいる村民の一人として今後の当村が飛躍的な発展を遂げる事を新村長の村政に期待しております。私は農業に従事する一青年ですが、二〇数年後には世界的な食糧危機に見まわれるという折。国、県は勿論、農村である当村も強力な農政を推進していく必要があると思います。 残念ながら従来の村政は工業誘致とか観光化計画などは聞いた事がありますが、農政に関しては、いまだかって聞いた事がありません。村民の生活向上安定には工業誘致や観光化も必要でしょうが、その反面多数を占める農家の生活安定向上も必要と思います。その為には農振地域の早期設定国、県とのタイアップによる農業構造改善事業の実施や他市町村並の施設園芸への補助営農団地育成等が急務ではないでしょうか。現在農業は兼業化し老令化し零細化しておりますが健全な施政と指導によって生産体制の確立を計れば自立経営農家が増え、安定した農業経営がなされると思います。本村の場合は軍用地が多く農振地域の設定や農業構造改善事業等は困難な点も多いと思いますが、他市町村なみの施設園芸への補助等はすぐにも実現出来る様に思います。村内には七〇余のビニールハウスによる施設園芸があり、又一地域ではスイカの栽培がなされ年々農家の所得も向上しつつあるように見受けられますが他産業との所得差はまだまだ大きく農家の生活は不安定なものです。若くて知力あふる、新村長の農業政策に期待し、今後ますます御発展される事をお祈り致します。
保育所・病院等の建設を 村婦人会長 松田敬子 非常な早さで移り変わる社会の中で、読谷村がどのような形で進んで行くのか大へん関心と期待を特ちながら婦人会活動を進めている立場から二三の布望を申し上げます。 どこに住んでいてても人間にはいろいろな希望がありますからその環境には一般的に長所と短所があると思います。然し幸いなことに村民は自分の村に対して誇りが愛郷心となってこれまでの個人生活にも団体活動にもそれらしい足あとを残すことができたと思います目に映るもの、目にとどまらないすばらしいものがたくさんあるように思いますのでそれを吸い上げて、村行政に反映させて下さい。 それから、読谷は今一つの村でありますが行政の目ざすものは静かで豊かな文化の村、とにかく表現は多様にあると思いますが住民のコンセンサスを得て力強く出発できることを望みます 確かに十年一昔に比べ経済は成長し一般的に生活はよくなりました。けれども現在の家庭生活を維持し更に向上させるためには家庭にあっては夫だけの収入ではどうにもならないのが普通です。その意味で特に子どもを持つ若い夫婦が、子どもを安心して預けて働くことができるために保育料の安い施設ができたらと思います。 農村だから農業は大切かも知れません。然し農業だけでよい生活が出来ている人は極めてまれです。殆どの村民は消費者の立場です物が高いとよく言われるがせめて台所に直結する野菜だけでも安く便利に手に入れるための村内流通の整備ができる施策は立てられないでしょうか。 沖縄は医者が少いと言われます。残念ながら読谷村には医院、病院が一つもありません。嘉手納村はもとより沖縄市、那覇市の病院に読谷の人が一日何十人となく行き通いしています。福祉を目ざす村政の一つとして是非適当な施策を考えてもらいたいものです。 しあわせで健全な家庭づくりは村発展の基盤になると確信いたします。そのために私たちは婦人の地位のの向上を目ざしつつ、教養を高めるためみんな一生懸命に努力しています。物と心の問題を問い直す時期に来ている感じですが難しい村政に若い情熱を傾けて頑張って下さることを心から期待します。 社会教育専任主事の設置を 座喜味青年会 玉城宏和 山内新村長の誕生を心から御祝いします。教員時代の山内徳信氏の読谷村における社会教育、青年会活動、スポーツ等の活動を見ますと、村長となられても困難な問題等を克服し山内新村長の考えておられる地方自治、住民参加の地方自治の建設をなしとげられると思います。現在私は青年会活動をしている者ですが活動をしながら村当局に協力してもらいたい点を山内新村長に要望いたします。その1つに各種団体の専任指導主事をおいてもらいたい点であります。読谷村の青年会活動は沖縄においては会活動のさかんな所でありますが末端の青年の考え方がスポーツとか文化面を中心とする青年会運営を目的としている感があります。スポーツも文化面も重要ではありますが若者はつねに学習する姿勢を忘れてはいけないと思います。我々若者は学習を通して若者らしい考え方、行動をとって真の正しい物を見つけてゆくのが若者の姿だと思います。 会活動の役員をしてそういう方向に進んでゆきたいのですが仕事や使用で十分な会活動ができません。 現在教育委員会の中にはりっぱな先生方がいらっしゃいますが専任の団体指導者を置くことによって、他市町村の青年会の状態や問題点又は本土青年団との交流や青年の家研修派遣のてつだい等、専任指導員でなければならない点が数多くあると思います。専任指導主事を置くことによって各部落の青年会活動が活発化してゆく手だすけになると思います。二番目に、専任社会体育指導者を置いてもらいたいことです。村民のスポーツに対する意識は他市町村にけっしておとらないものであります。現在、各種の競技を読谷村体育協会でやっておりますが、社会体育面の活動が不活発のように見うけられます。部落対抗意識でもってスポーツをするのも良いことですが読谷村のスポーツ向上を考える時、いつまでも部落対抗意識でもってスポーツをするのはよくない事だと思う。私は広く読谷村、中頭、沖縄と広い気持でスポーツをし、読谷村をふりかえる必要があると思う。私は五年十年後の読谷の社会体育を考える時、専任指導者を置くことにより計画的な社会体育の発展が望めるのではないか、小中学生の社会体育青年婦人老人とその場にあったスポーツ、やレクレーションを行なうことによって、会活動の活性化や村民の体力向上、青少年の不良化防止等読谷村の発展につなかると思う。 山内徳信氏のプロフィル =略歴= ◎生年月日 昭和十年二月十五日生(三九才) ◎出身地 読谷村宇座二一〇番地 ◎現住所 読谷村高志保一八二-一番地 ◎学歴 琉球大学文理学部卒 ◎職歴 昭和三十三年読谷高校教諭 昭和四十一年中部農林教諭 昭和四十八年読谷高校教諭 ◎社会教育歴 読青協会長一期、二期 青年学級専任講師 村体協理事 ◎組合歴 高教組分会長、中部支部長二期。沖教組中央委員。
知花総務課長退職 長年村役場に勤め村の発展に活躍なされた知花稔氏は、一身上の都合で去る七月三十一日付退職しました 知花氏は、昭和二七年書記として役場入りし、昭和三八年財政課長、昭和三九年に総務課長となり現在に至っていました。役場在職二十二年でした。
9月8日投票日 あなたの一票が明日の読谷を築く 読谷村議会議員選挙 九月八日は読谷村議会議員選挙の投票日です。この選挙は、わたしたち村民にとってもっとも身近な選挙であり、たいせつな選挙です。あなたのとうとい一票が今後の村政の方向と将来を決めますので、他人の意見にまどわされることなくわたしたちの代表にふさわしい人を選び、明日の豊かな村つくりをしましょう。尚、今回の選挙から従来四つの投票所から一カ所増設されます。これによってこれまで第一投票所中央公民館で投票していた都屋の有権者、また第三投票所古堅中学校で投票した楚辺の有権者は新たに増設される第五投票所楚辺公民館ホールにおいて行なわれます。八月六日現在村選管発表の有権者数は一万三千四百二十四名です。また今回から議員の定数も二人増となり、これまでの二十名から二十二名になります。九月八日の投票日は、あなたの一票を大切にしもれなく投票しましょう。 〈投票できる人〉 一、日本国民であること 一、年令が満二十才以上であること。選挙期日で計算します(昭和二九年九月九日までに生まれた方) 一、本村に住所を移してから三カ月以上であること(住民基本台帳による登録の基準日で計算します) 一、昭和四九年五月三十一日までに本村に住所を移した者。 一、投票日までに村外に転出した方は投票できません 〈不在投票のできる方〉 病気や出張、出産などやむを得ぬ事情があり、投票日に投票所へ行けない方は告示される九月一日から投票前日の九月七日まで、時間は毎日午前八時三〇分から午後五時までする。 不在投票の手続は、入場券と印かんを持参し、当日投票所へ行けない理由を宣誓書に記載していただきます。また、病気や出産などで病院に入院している方は指定病院等であるならば、その病院で不在投票できます。 〈代理投票のできる方〉 身体が不自由だったり、文盲であるため自分で候補者の氏名を記載することのできない人は、投票所で、「代理投票」と申し出れば選管で指名した二人の代理投票補助者の立合で投票ができます。秘密は固く守られますので安心して投票しましょう。また目の不自由な方のために点字投票もできます。 〈投票時間〉 去った七月七日の参院選挙では朝の七時から夜の七時まででしたが今回の村議員選挙は九月八日午前七時から午後六時までです。 〈投票場所〉 これまでの四つの投票所が五ヶ所の投票所になります。これによって第一投票所の都屋区、第三投票所の楚辺区の有権者は新設される第五投票所楚辺公民館ホールで投票することになります。 ※第一投票所(中央公民館)上地・波平・高志保 有権者 三千六十二名 ※第二投票所(渡慶次小校)渡慶次・儀間・瀬名波・長浜。有権者二千八百三十二名 ※第三投票所(古堅中学校)伊良皆・大木・比謝・古堅・比謝橋・大湾、有権者三千四百九十八名※第四投票所(喜名小学校)喜名、座喜味、有権者二千百六十三名 ※第五投票所(楚辺公民館ホール)楚辺、都屋 有権者一千八百六十九名 〈投票の秘密は守られます〉 あなたの投票は、他のたくさんの投票とよくかけまぜますから誰が誰に投票したかは、書いた本人以外の誰にもわからないようになっています。また誰に聞かれても答えなくてもよいもので、自分で良いときめた人に安心して投票しましょうあなたの一票が明日の読谷村を築くことになりますからもれなく投票しましょう。 〔写真〕「あなたの一票を大切に」原本参照
選管委員長に比嘉清太郎氏 前選挙管理委員玉城真順氏の辞任にともなう補充選管委員に楚辺出身の比嘉清太郎氏(楚辺区長)が補欠委員からくり上げ選任されました。今後の活躍を期待します。
総務課長に新垣喜一氏 〔写真〕 前総務課長退職により空席になっていた総務課長人事が去る八月一六日に行なわれました。 新総務課長には前建設課長の新垣喜一氏(宇座出身)が発令されました。 新垣新総務課長のプロフィール ◎昭和九年五月二八日生れ(40歳) ◎本籍 宇座五八番地 ◎現住所 長浜一八四〇の一番地 ◎一九五五年役場入りし、税務課長、建設課長を経て現在に至る。
食中毒の多発シーズンです 健康な食生活を守り、食中毒の防止をはかるため県庁では、去る八月五日から一週間、食中毒予防週間を実施しました。 これは、夏から秋口の運動会シーズンにかけて、県内で食中毒が多発していてこれを未然に防ごうとするものです。この期間中、県内各保健所が中心になって食中毒予防法の知識を一般家庭に指導した。 ※食中毒の原因をつくるものには、 (一)、自然毒によるもの-フグ、貝類、毒キノコなど、 (二)、化学物質によるもの-ひ素、銅、鉛、水銀などの重金属、農薬メタールなど。 (三)、細菌によるもの イ 感染性=細菌そのものによるもの(サルモネラ) ロ、毒素性=細菌の作り出す毒素性によるもの(ブドー球菌)等があります。 ※時期的にみると (一)、細菌性による食中毒は三月から十一月にかけて。 (二)、自然毒によるものは、フグ、キノコのシーズンに (三)、化学物質によるものは年中ということになります。 ※食中毒を起こしやすい食物 (一)、魚介類とその加工品 (二)、野サイとその加工品 (三)、こく類とその加工品 (四)、複合調理食品(サラダ、コロッケ)などがあります。 ※食中毒予防の三原則 (1)、清潔にすること。 (2)、冷却または加熱すること。 (3)、早く処理すること。 食中毒予防のため次のことを守ろう。 (1)、食べ物は清けつで信用ある店から、新鮮なものを買いましょう。 (2)、なまものは、なるべくさけ、火を通してから食べましょう。 ※細菌は摂氏五度から六・度位までの間は生在します。 ※特に夏から秋にかけては注意しましょう。 (3)、冷蔵庫を過信しないで保管、貯蔵に気をつけましょう。 ※冷蔵庫は摂氏五度以下が好ましいですが使用が激しいとなかなか下りませんので温度調節に気をつけましょう。 (4)、ねずみ、はえ、ごきぶりを徹底的に駆除しよう。 ※便所や台所に防虫網をはり、はえ等の出入を防ぎましょう。 ※化学薬品を使用する時は性質や習性をよくのみこんだ上で使用しましょう。 (5)、調理する人は常に清潔にし、健康に気をつけましょう。 ※清潔な身なり、きれいな手で調理しましょう。 ※下痢をおこしたり、かぜをひいたり、手指に傷がある時は調理をやめましょう。 (6)、整理、整頓、清潔保持につとめましょう。 (7)、手を洗いましょう。 ※手にはたくさんのばい菌がついています。調理前と用便後は必ず手を洗いましょう。 ※手の消毒は五倍にうすめた逆性石ケン液少量でよくもみ洗いしてから水洗するのが効果的です。 (8)、食器類の消毒を徹底しましょう。 ※食器は一日一回熱湯(五分程度)などで消毒しましょう。 〔イラスト〕「食中毒の予防は・・・ まず手洗いから・・・」原本参照。
フィラリア検診もれなく受けましょう 村では次の日程によりフィラリアの無料検診を実施します。満一才以上の村民はもれなく検診を受けて下さい。 ※九月十日 長浜 ※九月十八日 大湾、比謝矼 ※九月二十五日 大木、牧原、長田 ※十月一日 都屋 ※検診時間は午後八時三〇分から午後十一時までの夜間です。 ※検診の結果については検診後一週間後で判明します ※検診の結果フィラリア虫を持っていない正常な人には結果に対する個人通知はしません。したがって、通知のない方は正常だということです。 ※検診の結果発見された患者及びフィラリア保虫者には保健所から個人通知をし十二週間にわたり、駆虫薬を投じ治療します。