人口
広報よみたん 49/11 NO184 人口 昭和49年9月30日現在 総数 23,709人 男 11,505人 女 12,204人 世帯数 4,780戸 電話-2216:2293 消防-119:3933 発行:読谷村役場企画室
検索指定条件
広報よみたん 49/11 NO184 人口 昭和49年9月30日現在 総数 23,709人 男 11,505人 女 12,204人 世帯数 4,780戸 電話-2216:2293 消防-119:3933 発行:読谷村役場企画室
県下で初の民俗資料館が完成 県下で初めての民俗資料館がこのほど完成しました。 同資料館は、座喜味城跡公園内にあって、昨年三月に着工されたものです。 総工費約三千三百万円、総面積三七四平方メートル、床面積二九九平方メートルの鉄筋コンクリート造り平家のモダンな建物です。 資料館の内部は、収蔵庫展示室、事務室、ロビー、読谷花織染色場、花織場、などが設けられ、村の伝統的な工芸、民芸品を収めることにし、来年四月の開館を目標に今その準備を進めています。 同城跡は、昭和四七年五月十五日、国の史跡公園の指定を受け、昨年より、国、県の補助を受け、四ヶ年計画で城跡の史跡公園化をめざしての修復作業を行なっています。 また村当局では同城跡を中心にして公園化を計る構想をもっています。 (円内は座喜味城跡公園遊歩道)
目でみる村の決算(昭和48年度) 住みよい村づくりに15億3176万2千円也 昭和48年度の一般会計と特別会計の決算がこのほどまとまりました。 予算が「スタート」ならば、決算はこの年度をしめくくる「ゴール」です。ここに昭和48年度収入(歳出)・支出(歳出)の状況を報告します。 本村の会計は、行政全般をあずかる一般会計と国民健康保険、水道事業の特別会計で運用しています。 ところで昭和48年度の一般会計予算では、この会計が・・・ ※歳入の部 15億3千百76万2千円 ※歳出の部 12億8千4百12万3千円でした。これは前年度(昭和47)年度、8億3千44万6千円より54.22パーセントの増。歳出では、6億9千7百87万3千円より54.35パーセントとそれぞれ増加しています。 昭和48年度の予算は村民の福祉向上に重点をおいたものでした。 昭和48年度一般会計決算 歳入合計1,531,762 歳出合計1,284,123 ※棒グラフのため原本参照。
〔184号2ページの続き〕 歳出の経費別構成 村税収入の構成内訳 ※円グラフのため原本参照。 昭和48年度読谷村水道事業会計決算の状況 資本的収入及支出 収益的収入及支出 ※棒グラフのため原本参照。 水道事業企業債の状況(単位千円) ※棒グラフ及び円グラフについては原本参照。 昭和48年度国民健康保険特別会計決算状況(単位千円) 歳出 歳入 ※棒グラフのため原本参照。
新議員の初議会終る 第18回議会定例会 第十八回議会定例会は去る十月九日の本会議を最後に九日間の定例議会は終りました。 今議会は、去る九月八日の村議選挙で選出された新しい議員の初議会でもありました。 今議会には、村当局から「読谷村消防賞じゅつ金条例の一部を改正する条例について」。外十九件と陳情一件、計二十一議案が提案されましたが、議案第六十号「読谷村議会の議員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について」の議案が否決された外はほぼ原案通り可決されました。 今議会は、新しい議員の初議会とあって第一日目は議長、副議長の選出、常任委員の選出、村長所信表明などが行なわれ、実質審議は二日目から行なわれた。 以下、今議会の主な議案を紹介します。 議案五五号「読谷村特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例について」 これは、村長、助役、収入役の給与を改正するもので、この案件については、原案可決されました。それにより、村長の給与がこれまでの二十一万円五千円から三十万円に、助役が十八万円から二十六万円に、収入役が十七万円から二十四万円七千円にそれぞれ引き上げられました。 また、教育長の給与もこれまでの十七万円から二十四万円七千円に改正されます。(議案五六号) また、一般職員の給与に関する条例の改正も行なわれました。(議案五四号) 一般職員の給与改正額は中学卒初任給六万三千百円 高校卒初任給・七万三百円 短大卒七万七千三百円。大学卒八万四千三百円にそれぞれ引き上げられます。一般職員全体の平均給与はこれまでの七万七千九十四円から十万八千八百二十六円となり、ベースアップ額は平均三万五百円となります。平均給料の取得平均年令は三十二歳です。 これら一般職、特別職に要する財源は約一億三千万円です。 議案第五九号「読谷村立歴史民俗資料館設置管理条例制定について」。(原案可決)。 この条例の目的は、読谷村文化財保護条例第二条に定める文化財及び読谷村並びにその周辺の歴史民俗に関する資料の保存と活用をはかり、もって村民文化の向上に資することを目的とします。 同民俗資料館はすでに座喜味城跡(表紙参照)に完成しています。 議案第六十一号「読谷村都市計画審議会条例の制定」について」。(原案可決)。 これは本村が本土復帰と同時にコザ圏広域都市計画地域に指定され、都市計画行政の円滑な運営をはかるため地方自治法第一三八条の四第三項に基づき読谷村都市計画審議会が設置されます。この審議会は、学識経験者五名以内)。村議会議員(五名以内)。村の職員(五名以内)で組織し、村長の諮問に応じて、(1)村が定める都市計画に関すること。(2)、都市計画について、本村が提出する意見に関すること。(3)、その他村長が都市計画上必要と認める事項に関すること。等を審議します。
助役に安田慶造氏 監査委員に大城行雄氏 教育委員は知念末吉氏 議案第六六号「読谷村助役選任同意について」。 この議案については、先の議会で否決されたいきさつもあり、村内外から注目の的となっていた。傍聴席には多数の村民が傍聴し審議のゆくえを見守っていた。 まず、山内村長から助役選任についての提案理由の説明がなされた。その理由として「現在、読谷村のかかえている諸問題の解決促進のため、最も重要なことは、人事体制を早急に確立することであり、そのことが、村政を安定させ発展させる第一の条件だと思います。 安田氏の人柄と経歴について申し上げますと、安田氏は地域の人々からの人望も厚く、人間的にも信頼され、お年寄りや若い人々とも幅広い交際のある協調性に富み、度量の大きい方であります。 又、仕事面では、読谷高校卒業後、PXのマネージャーをはじめ、コザ税務署に勤務、その後比謝川配電株式会社の料金課長、企画課長を歴任し、仕事に対する真摯な態度と情熱、手腕は高く評価されております。 村民との対話を深め、村民の福祉向上のために適材と考え起用することにしました」。と助役選任の同意を求める説明がなされた。 それについて、活発な賛成討論、反対討論がかわさ 一票、反対十票と過半数の賛成者を得て、新しい助役に安田慶造氏が選任されました。 安田氏は渡慶次出身で、昭和八年二月十五日生(41歳)です。 議案六八号「監査委員の選任について」は、渡慶次出身の大城行雄氏(現村議員)が選任されました。 また、議案第六九号「教育委員の任命について」は、波平出身の知念末吉氏が選任されました。 助役、監査委員、教育委員に選任された三氏には、去る十月十四日辞令交付が行なわれ、今後の活躍が期待されます。 〔写真〕「第18回定例議会」原本参照
議長就任の挨拶 読谷村議会議長 新垣秀吉 先ず議長就任の挨拶を申し上げる前に知花平良前議長に対し本村議会を代表し感謝のことばを申し上げます。 知花平良前議長は、昭和二九年九月に本村議会議員に初当選以来、今日まで二十ヶ年間議会活動をなされその内、十二ヶ年間読谷村議会議長として本村自治発展のため多大なるご活躍をなさいました。その間、軍用地問題、教育基本施設、村道の増設及び改修、村内社会資本の拡充に努力され戦後の混乱から復興、そして建設、さらに今日の発展あることは全て知花平良前議長のご尽力の賜ものであります。 今回、勇退されるに当り知花平良前議長の功績を讃えるとともに深甚なる敬意と感謝の意を表わするものでございます。今後はご身体を大切にいつまでも健康で本村自治発展のために御指導賜りますよう心からお願いを申し上げましてお礼のことばと致します。 さて、去る九月八日に行なわれた地方統一選挙におきまして当選された新しい議員の皆さんによる初の議会が去る十月一日に開かれました。その議会において不尚私が本村議会議員に選任され責任の重大さを痛感するものでございます。 もちろん何の見識もありません。ましてやその器でもございません。ひたすら諸先輩や村民皆様の温いご指導とご協力を得まして議会制民主主義の原理に基き今後の議会運営に一生懸命頑張る積りでございます。 私思うに、現在読谷村が抱いている諸問題のどれひとつとってみても複雑で難しい問題ばかりでございます。特に本村における返還軍用地の問題については複雑にして多岐に亘り、また完全に戦後処理をしなければならない重大な時期に直面している厳しい現実であります。また、今後直面するであろう諸問題をひとつひとつ解決していくにはやはり村民の声に耳を傾け、議会は衆知を集め慎重に問題の処理に当らなければならないと思います。従に行政機関が先走りして議会機関が知らないうちに問題が処理されたり、あるいは、議会が行政執行を誤らすようなことがあってはいけません。自治機関と行政機関は常にけん制し合いその中から本村の発展を見出し真の地方自治の確立を図らなければならないと思います。今後本村の責任、重且っ大に感じ一生懸命頑張るつもりでございます。村民皆様のご指導、ご協力をよろしくお願い致しまして議長就任の挨拶といたします。 議長退任の挨拶 前議会議長 知花平良 晩秋の候、村民の皆様には益々御健勝のこととお慶び申し上げます。 さて、私ごと去る九月二十七日、本村議会議員の任期満了により議長の職を退任致しましたが、顧みまするに私、去る一九五四年九月に議会議員に当選しまして、去る九月二十七日で満二十年間(五期)議員をつとめさせていただきましたが、私の議員として、また議長としての業務の経過のあらましを御報告申し上げ退任の挨拶にかえます。 議員一期目の場合は、当時軍用地々料の一括払い問題が大きく取り上げられて島ぐるみの阻止運動が展開された時期でありましたが御承知のとおり、本村は総面積の約八十パーセントが軍用地に接収されている村でありますが故に、軍用地問題の解決には一段と力を入れなければならないとのことで、議会に軍用土地特別委員会が設置され、その委員長として私の議員としての一期間は一括払いの阻止と適正賃貸料の設定等に全力を尽くし、二期目は副議長に選任され、議長を補佐して議会運営その他議会政治の改善に努力し、三期目は議会議長に選任され、議会会議則の改廃その他諸規定を整備して議会運営の改善につとめ民主主義を基調とする議会政治の確立強化に力を入れ、全琉で初めて本村議会が議会会報を発刊して議会の記録を議員各位の協力を得て広く村民に公開することを実現することができました。四期目には再び議長に選任され、講和発効前補償問題の解決につとめ、また借賃安定法による全琉土地評価委員会の委員に任命され、特にDEに関係する軍用土地賃貸料の引き上げに努力し、その他黙認耕作地の撤去問題等、議長として議会の立場から全力を尽してきたと思っております。五期目は三たび議長に選任され、百万県民の悲願であった祖国復帰について沖縄市町村議長会理事役員として全力を尽くし村においては復帰を前提としての諸調査、諸準備に力を入れ復帰後は国内諸法規の適用による本村関係条例の制定や軍用地解放を前提としての跡地利用計画並びに本村総合開発計画の樹立、読谷、嘉手納両村合併等に対して議会の立場から古堅前村長とともに微力ながら全力を尽くして来たと思っております。以上御報告申し上げたように十分とはいえませんが、浅学菲歳の私が本村議会の議長としての職責を大過なく全うすることができましたことは、これ偏に議員及び村民各位の御指導、御支援、御厚情の賜であると深く感謝申し上げます。今後は一村民として村の発展を見守り微力ながら村政に対しても協力していく所存であります。議長退任にあたり勝手な願いとは存じますが議会及び議員各位に御要望申し上げます。皆さん御承知のとおり戦後の地方自治体の運営は戦前の議会内閣制と異なり大統領制度が採用されております故に政党政派にとらわれることなくそれを超越されて全村民の意志決定機関としての役割を十二分に果たちれ、本村発展のために御尽力いただきますようお願い申し上げます。おわりに本村の限りない御発展と村民各位の御多幸を祈念しいささかの所感の一端を申し述べ議長退任の挨拶と致します。
カメラルポ 第2回 村老人大運動会にぎわう 「明治パワーここにあり」-明治青年の健在ぶりをいかんなく発揮した第二回村老人運動会。 この老人運動会は去る十月十日の体育の日、村老人クラブ主催で午前十時より村中央グラウンドで開かれました。 この大運動会は「村内の老人が運動を通して健康の保持と生きがいと、社会活動への参加意欲を高めると共に、一般村民の老人に対する深い理解と関心の高揚を図り併せて老人福祉の増進に資することが目的」として開かれたものです。 この日は絶好のスポーツ日和にめぐまれ、村内老人クラブ員をはじめ、おらがじいさん、ばあさんが出場するとあって、子、孫、家族そろっての大会場は三千人の大観衆で大にぎわいでした。 大会場は、競技のはじまる前から各老人クラブの応援合戦がくり広げられ大会に花を添えた。 競技種目は老人の健康を考えての種目が多く、ゲームを中心に十二種目において老男女の競技が行なわれ最長距離も五十メートルと短かく、ボール送り競争、ソフトボール投げ、けつ圧測定競争リレー等、老人の運動会にふさわしい競技種目だった。 各種目とも笑の渦をまき散らす種目でとくに「けつ圧測定」競争には、日頃気にする血圧もなんのそのと大きなケツを振りかざし、「ドカン」と大きな音をたてて風船を割る「ケツ圧測定」には会場いっぱいの大観衆から爆笑また大爆笑の連発だった。 また、長浜老人クラブからは「チクタル舞い」の特別参加があり大会を一段と盛り上げていた。 老人運動会は老人のからだを心配するむきもありましたが、各老人とも、おらたちの運動会だと意気さかんに、子、孫の見守る中でたのしい一日をすごしていた。 ※写真「「カシラ」「右」と堂々たる入場行進まさに国際オリンピック級」 「「ウーン」ええ気持ちじゃと朝の老人体操」 「「ヨイショッ」と-大きなおしりを振りかざし、ケツ圧測定。只今のケツ圧200、まだ上昇中です。」 「ウスデークーを片手に応援もはなばなしく。道化師も登場し場内をわかせた。」 「「一ツ」「二ツ」「三ツ」と童心に返り玉入れ競争」 「曲がった腰をヒョイと伸し「あっちみそうれー、あっちゃびらな」の曲にのってイチニ・イチニ。」 「伝統的な長浜の「チクタル舞い」を披露する長浜区老人会と有志」 「勝手のちがう競歩競争に場内は爆笑のうず。」については、原本参照。
〔184号6・7ページの見開きのため、6頁に全文あり〕
国民年金がこんなに有利になりました。 国民年金額を16・1パーセント引き上げ 昭和四十八年度の全国物価指数(平均)が十六・一パーセント上昇しました。 このため、昭和四九年九月から支給する老齢年金や障害年金などの年金額を、それぞれ十六・一パーセントづつ、引き上げます。 こうして年金額は前年度の全国消費者物価指数の上昇にみあうだけ、毎年増額されていきます。これが、年金のスライド制といわれるものです。 引き下げた年金は表一を参照して下さい。 ※(表一)「福祉年金の年金支給額」 ( )内は、一ヶ月当たりの年金支給額です 表のため原本参照。 福祉年金も大幅に増額 福祉年金も昭和四九年九月の支給分から、それぞれ引き上げられます。(表二を参照) 同時に、母子(準母子)福祉年金で、一級障害児がいる場合その子が二十歳になるまで年金を受けとることができますが、この支給対象を「二級障害児」にまで広げました。 ※「老齢、障害、母子年金の年金支給額」 ( )内は、一ヶ月当たりの年金支給額です 表のため原本参照。 保険の追納につとめましょう 保険料を免除された人は将来年金を受ける場合、保険料を納めた人より、どうしても受け取る額が少なめになります。 申請免除をした人がその後生活にゆとりができたときは旧保険料を追納することができます。有利な年金を受けるために追納につとめましょう。 老令年金支給の繰上げ繰下げについて 年金をかけ終り、老齢年金を受ける資格のある人は希望によって六十歳まで年金を繰上げて年金を受けることができます。 六十五歳まで待ちきれず支給を早く受けたい方は表三の支給表によって支給を受けることになります。 この場合、繰上げ支給を受けられる方は、繰下げ支給を受けられる方より、支給額はずいぶん差があります。 ※(表三)については、原本参照。 老後のしあわせは国民年金で 老後を明るくたのしく送るためにも国民年金は有利で、日本国民であれば、二十歳を迎えた方は、同年金に加入しなければなりません。年金加入もれや、他の年金制度をやめられた方で国民年金に切りかえてない方は村厚生課でその手続をして下さい。 また、保険料の納付については、今後ともよろしくお願いします。もし未納でもしますと、いざ年金を受けようとしても受けられなくなります。 年金への疑問は『社会保険相談』で 年金関係について詳しく知りたい方は下記により「相談日」をもちます。ご利用下さい。 とき:11月25日(月) じかん:午前10時~午後3時まで ところ:中央公民館