人口
広報よみたん 50/11~12 No.191 人口 昭和50年10月30日現在 総数 24,490人 男 11,943人 女 12,547人 世帯数 5,061戸 電話-2216:2293 消防-119:3933 発行:読谷村役場企画室
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広報よみたん 50/11~12 No.191 人口 昭和50年10月30日現在 総数 24,490人 男 11,943人 女 12,547人 世帯数 5,061戸 電話-2216:2293 消防-119:3933 発行:読谷村役場企画室
児童福祉の充実をめざし -村立保育所を建設- 次代を担う、若い芽をはぐくみ育てる児童福祉は最も重要な事です。 その中で村役場では児童福祉の充実を図るため去る十月三十一日「村立北保育所」建設のための地鎮祭を行なった。北保育所(村道高志保~宇座沿線)は敷地面積約六〇〇坪建物面積一〇〇坪の鉄筋コンクリート平屋造りです。 同保育所は六〇名収容で乳児室、保育室の外、各部屋トイレ付。また、おゆうぎ会などに使用されるミニステージ等も配置され総工費は三、一一〇万円です。 現在村内には四四一名の要保育児がいて、その内一二〇名は二ヶ所の村立保育所に収容され、残りの児童は私立保育所、または、自宅待期をしいられている。 その中で北保育所の建設は子を持つ父母から大きな期待がよせられている。 尚、同保育所は村内建築業山中組(社長山内義次)によって来年三月十五日竣工をめざし急ピッチで工事は進んでいます。
今日の掛金、明日への希望 年金で老後を明るく豊かに 国民年金制度が沖縄に適用されてから五年になります。今では、年金到達者の皆さんに年金が支給され、年金制度がますます身近かに感じられるようになりました。また、新しい特例法なども発足したり、沖縄県の国民年金は、他府県にない、制度の施行等で皆さんに有利になるよう改善されてきています。私たちの将来の生活をよりよくするためには、この制度をうまく適用してゆかなければなりません。ここに、国民年金について、ぜひ皆さまに知っていただきたいことと、新しく制定された特例法や年金の増額に伴う保険料等をお知らせします。 特例追納をご存じですか 国民年金の被保険者総数は、二十四万二千人で県民四人に一人が加入しています。 沖縄県の国民年金は、他府県に九年もおくれてしまったので、そのおくれた分を安い保険料でさかのぼって納めていただき他府県と同じ高い年金を受けられるようにしたのが"とくれい追納"です。 この機会をにがしてしまうと他の人よりも低い年金を受けることになります。 尚、とくれい追納の期間は五〇年十二月三十一日までとなっています。 ※特例追納に関する表については、原本参照。 保険料の改正 保険料は、年金額の増額改正に伴って、昭和五〇年一月分から一ヶ月一千百円になっています。 国民年金は、国の行う年金制度ですから、あなたの納めた保険料の半分を国が負担します。 ※「昭和49年度拠出年金受給権者及び給付状況 50.9.30現在」、「福祉年金受給権者及び受給額 50.9.30現在」については表のため、原本参照。 ※保険料を納めなかったり、納め忘れたりして、そのままにしておきますと将来年金がうけられなくなる場合もありますので、忘れずに、早めに納めましょう。 合計 ¥ 255,614,074
〔191号2ページの続き〕 保険料の追納 保険料の免除を受けたときには、その免除された期間も年金の計算に入りますので、有利な制度ではありますが、年金額は、年金を納めた場合の三分の一に減額されますので、その面では必ずしも有利とはいえません。 そこで、保険料を免除された人は、その後、生活に余裕ができたときに、十年前までさかのぼって、その当時の保険料をあとから納めることが出来る途が開かれてありますので、できるだけ納めていただいた方が有利です。 ※納められなくなった保険料が再び納められます。 昭和四八年三月分以前の保険料で納めなかったため時効となって納めることができなかった時間に限り、納めることができます。 ※納入期日-五〇年十二月末 ※納める額-一ヶ月九百円
▼すべての被保険者が高い年金をもらえるように▼ ◎安い保険料で昭和36年四月分までさかのぼって納め、年金を倍額に!!沖縄県だけの思典納められる期間は年令に応じて異なる 〔1ヶ月183円と安い安い保険料あとから納めようではおそすぎる、二度とこないこのプレゼント・・・あなたならどうする、早く納めて老後は安心〕 他府県の年金額 沖縄県の年金額 ◎安い保険料でさかのぼって納めたときと納めなかったときではこうも変ります 昭和50年9月から 例 10年年金の場合 さかのぼって 納めた人→212,250円 さかのぼって 納めなかった人→96,360円 ※この保険料を納めない人は、生涯納めた同じ年令の人より低い年金を受けることになります。 →昭和49年度の物価上昇に応じて年金額が9月から引き上げられます ・10年年金は 174,150円 → 212,250円 ・五年年金は 111,456円 → 156,000円 ・障害年金 1級は 348,300円 → 424,500円 2級は 278,640円 → 339,600円 ・母子 ・準母子 年金は 278,640円 → 339,600円 ・遺児 ▲すべての被保険者が年金をもらえるように▲ ◎スワッ、一大事あなたの年金は赤信号になっていませんか? 今一度保険料を納めたかどうか確かめてみましょう ◎保険料を納めないと将来年金が受けられなくなります。 ※昭和45年4月分から昭和48年3月分までの保険料は本年12月までに納めないとその後は納められない!! この間の保険料の納付のない場合は ◎大正3年10月1日以前に生まれた人は老令年金は受給できません。それ以後に生まれた人(特に昭和15年4月1日以前に生れた人)も老令年金の受給がむつかしくなっています。 ◎国民年金未加入の人は早目に市町村で手続を!! ◎未納保険料未加入者受付中 ◎大正三年10月1日以前に生れた人は今年中に手続しないと老令年金は受けられません。 ※大正3年10月21日以後に生れた人でも早目に加入手続きをしないと老令年金はむつかしくなります。 たとえば、昭和14年4月生れの人は昭和51年7月31日までに手続しないと老令年金は受けられません。 ○くわしいことは市町村役場に問い合わせて下さい。
字波平区に社会保険庁長官表彰 -昭和五〇年国民年金普及推進月間- 「幸せな未来を築く国民年金」-と十一月は国民年金普及推進月間。この推進月間にちなみ、去る十一月七日午後二時から中部老人福祉センターホールにおいて昭和五〇年度国民年金事業優良市町村の表彰式が行なわれ、席上、字波平区自治会が社会保険庁長官表彰、また、読谷村は県知事表彰に輝きました。 この表彰は、過去一年間を通じて国民年金事業に周到な事業運営を行なった市町村自治体を表彰するもので社会保険庁長官表彰は字波平区の外に八団体、県知事表彰は本村の外十八団体がそれぞれ表彰されました。
第19回沖縄タイムス賞「自治賞」に輝く読谷村の概要(その3) 政治・行政 戦後の読谷村の行政は、米軍基地との対決で終始した。村民の郷里への移動は昭和二十二年で一応完了したが、その後極東情勢の変化に伴って、いちど開放された土地が再び接収されて移転させられるケースが度重なった。それに農耕地のほとんどを基地に接収された農村は、完全に生活手段を失ってしまったわけで、軍用地の開放は他村よりも切実な要求であった。この要求に対して、米軍は基地内での黙認耕作を認めざるを得なかったが、収穫期を前に黙認耕作が取り消されることもあって、きわめて不安だった。 その上、残波岬のボーロー・ポイントにはミサイル、座喜味城跡にナイキ、城下にホークが配備され、山岳地帯には核を含む弾薬庫が置かれるなど、村民はたえず生命の危機を感じて生活した。そのため、基地撤去要求の運動が燃え上がり、村行政もこれに対応することで明け暮れた。 その中で村は、新しい村つくりを模索、結局限られた土地を活用した「厚生文化村」の建設をめざすことになった。 復帰前の昭和四十六年、村単位としては沖縄ではじめての「経済開発基本構想」を策定、四十八年には「読谷飛行場跡地利用計画」「残波リゾートゾーン開発計画-ボーローポイント軍用地転用計画」を策定して新しい村づくりに着手している。 これらの計画は、農業を主体にし、これと美しい海岸線の自然景観を結合したリゾートゾーンの形成、座喜味城を中心に、伝統工芸、民俗文化、老人センター、野外公会堂などを網らした文化村の建設、軍雇用員の雇用の転換をはかった無公害、労働集約型企業の誘致と畜産、水産物の加工場の立地、せり市の設置などを構想している。 すでに、座喜味城跡を中心に、民俗資料館の建設をはじめ、伝統工芸である読谷山花織の工房、壷屋焼、花キ植物園のはりつけは完了している。五十一年度予算では、厚生省が計画している老人福祉センターの誘致で県と交渉している。 第二次産業部門では、これまでに縫製工場を誘致、常用六十人、パートを含め八十人の雇用効果を生み、村内企業として定着した。さらに、自動車の照明器具製作の大手工場の誘致を計画、用地の確保、道路の整備も終えているが、総需要抑制で立地がおくれている。同工場は、当初の雇用員二百人だが、将来は六百人の雇用効果があるとされる。 村議会の運営もきわめて民主的で、各議員はそれぞれ部落常会や部落内の活動団体の要求を吸い上げ、村政に反映させている。 また、議会は議事録を完備、会期終了後はこれを印刷にし、各部落や村内の各活動団体に配布し、議会活動の実績を村民に報告している。その実績は高く評価され、復帰前の昭和三十七年二月、全国町村議会議長会から沖縄で初の優良議会として表彰されている。 産業と経済 昭和十二年の県統計書によると、村の総面積の約六〇%にあたる千九百六十三haが農耕地で、農家一戸当たりの耕地面積は六十a。総人口の九四%が農業で扶養され、生産額も農業が約六七%を占めていた。畜産も盛んで、農家戸数二千九百二十戸のうち九八%が有蓄農家だった。 しかし、戦後は耕地の大部分を軍用地に接収されたため、農業経営による生計維持は困難となっている。昭和四十八年の地目別土地調査によると、農用地は五百四haで全体の一五%に落ちた。農家戸数も昭和四十年までは、全体の四三%を占めたが、現在は三二%になった。 産業別就業者数をみると軍雇用員んがもっとも多く二七・四%、ついで農林水産業の二三・三%、建設業の一四・二%、公務七・一%。卸売業七・三%の順で、基地への依存度が高い。基地は産業振興の大きな阻害要因ともなっており、村は転用計画を策定して、その開放を求めている。だが、復帰後開放になった渡具知一帯の軍用地は、地籍が確定せず、開放されて三ヵ年余も放置されるという現実もあり、その解決が村政の課題である。 結局村としては、那覇圏内の北部に位置する地理的条件を生かした、農畜産物海産物などの生鮮食料品の供給基地として、第一次産業を中心とした産業構造の維持に力を入れていく方針。 そのため、昭和四十九年に、農振地域の指定をしてもらうとともに、比謝川、長田川、長浜川の水と楚辺一帯の地下水を利用したかんがい用ダムの建設計画を進めている。水産面では、都屋の漁港を整備、冷凍施設を完備、水揚げ量をふやしているが、将来は北部の伊江漁港などとタイアップせり市を開設する構想も立てている。 一方、伝統工芸としての読谷山花織も復興以来、次第に普及し、現在では百人に近い織り手も養成され、生産量は確実に伸びている。また、壷屋から誘致した金城次郎氏の陶芸も、村の産業として定着しつつある。
日頃からこころがけよう きれいな選挙 -選挙をキレイにする国民運動推進本部-
ボリビア国からのたより 瀬名波出身 屋良朝昭 この度我々、南米ボリビアに移住している沖縄出身移住者約百六〇名が海洋博見物と親戚知人訪問を兼ねての郷里訪問の為来沖致しましたが、観光団員の中には二〇年振りに里帰りする人達も含まれており、我々のイメージの中にあった一昔前の沖縄の状況と現在の郷土との変り振りに"とまどい"を感じる毎日で、特に道路と建物が立派になっている事に驚異の目を見張っております。 今回、村企画室よりの要望で村民の皆様へ我々ボリビア移住地の現況と将来の展望について簡単に御紹介致します。 我々、沖縄移住者が居住するボリビア国サンタクルス州は、南米大陸の真々中に所在し、州庁の所在地がサンタクルス市で、正確には(SANTA CRUZ DE LA SIERRA)という名称で呼ばれております。 サンタクルスは世界でも珍しい産物の多い処で、石油、ガス資源にも恵まれ、最近沖縄移住地内でも処々で試掘が行なわれております。 又、無限とまでいわれる「ムトウン」の鉄鉱石は世界各国、特に隣邦アルゼンチン、ブラジルの唾涎の的となっており、木材はその種類の多いこと、豊富さで欧米市場は勿論、日本市場へも原木の輸出が行なわれている。 それに我々移住者と最も関係の深い農産物の面では、砂糖、米、大豆、綿花、トウモロコシ、果物などは国内需要のみならず、海外市場への輸出供給の可能性も充分であるが、未だ低開発国の域を脱する事ができず、組織的な国内での供給ルートが確立されていない為生産物の販売面ではまだまだ充分な活動が行なわれていない現況にある。 しかしながら最近では、綿花、木材等が、日本や欧米市場へ輸出され、鉱山物に次ぐボリビアの外貨獲得輸出産物としてのし上って来ており、徐々に農産物の国際市場への輸出面が活発化し将来が期待されている。最近ボリビア政府が招聘した北米、ユタ州立農科大学の教授団によるサンタクルスの農業調査に関する結論の中でも「サンタクルスの土質、豊沃度の卓越した点及び灌漑用水資源を調査した結果、ボリビア東部地域即ちサンタクルス州は全世界における農産業開発上、強力して、かつ重要なちいきである。」と述べている。 サンタクルス州だけの面積でも三七万六二一平方キロメートルより少しばかり大きい面積を有し、人口はほぼ五五万人、一平方キロメートル当りの人口密度は一人半という稀薄さで読谷村の六二一、一人という人口密度からすると想像する事もできないような拡大な土地である。 このような広大な平坦地の中に我々の沖縄移住地が設定され、それぞれ、牧畜や営農を営んでおります。 昨今では移住者達も過去の米作一点張りの営農方針から牧畜と棉作、また大豆キビ作が有望視され、営農携帯も機械化へと移行しつつあります。 はじめにも述べたようにサンタクルスは南米大陸のど真中にあり、それに目をつけた米国航空事業界の資本家はサンタクルスのビルビル地域二、五〇〇町歩に南米国際航空基地が建設されると、サンタクルスは文字通り南米大陸の中心基地となり、豊沃な土地と無限とも言える天然資源や地下資源は、各国の企業家からするどい注目を浴びることになるだろう。 ここ四、五年来のサンタクルスの発展振りは目ざましいものがあり、今後は国土開発、産業開発が協力に進められるのではないかと期待されるものがあります。 十三年ぶりに私が郷里に帰り、最初に直感した事は、なる程沖縄県民の生活文化の向上にはすばらしいものがあるが、その反面、日常生活に必要な野菜、果物類に至るまでの生活必需品一切が全て本土や外国より輸入され、建築物や道路とのアンバランスが沖縄の将来にある種の不安感を得た事で、海洋博終了後、本来の沖縄の姿に立戻った時、最近下火になりつつあった海外への移住熱が再び燃え上がるのではないかと予想されます。 将来に添えて、郷里の若者達が海外への認識を深め諸外国に住む県出身との連携を強力にして、今までの海外移住という何か暗い悲惨なイメージから脱却した安易な気持でカバン一つを手にし、「三日もあればすぐ帰ってこれるのではないか」という明るい若者達の移住を期待したいと思います。
母子福祉資金 貸付大幅にアップ 母子福祉資金貸付の制度が次の通り一部改正されましたので活用下さい。 ◆寡婦福祉資金の貸付 結婚資金が従来の八万円から九万円に引上げ。 ◆事業開始資金及び事業継続資金の貸付。 七〇万円から八〇万円に及び三五万円から四〇万円に引き上げ。 ◆修学資金 (1)高校に就学するする者-月額三千円から四千円に引き上げ 特に必要な者には-四千円から六千円に引き上げ。 (2)大学又は高等専門学校に就学する者-月額八千円から一万一千円に引上げ。 特に必要な者には-一万一千円から一万五千円に引上げられます。 ◆就職したく資金及び就学支度金。 三万円から四万円に引上げ ◆生活資金の貸付 月額三万八千円に引上げ。 ◆住宅資金の貸付 五〇万円から七〇万円に引上げられます。