広報よみたん 57/6 No.266 人口 村民手づくりの芸術を観賞 第2回アンデパンダン展
広報よみたん 57/6 No.266 人口 昭和57年4月末日現在 世帯数 6,382戸 総数 27,291人 男 13,427人 女 13,864人 役場-09895-8-2201 消防-119:8-3933 発行:読谷村役場企画課 村民手づくりの芸術を観賞 第2回アンデパンダン展 村民へさわやかな感動を与えた美の祭典「第二回アンデパンダン展」は五月二○日、盛況のなかで静かに幕を閉じました。同展は、五月十三日から八日間の日程で開かれたもので、期間中のべ六〇〇人余の村民が村民手づくりの芸術を鑑賞いたしました。 開催初日は午前十時、山内徳信村長、曽根信一村文化財保護審議会委員長、石嶺伝善村教育委員会委員によってテープカットされたあと、開展前から詰めかけた百名近い村民がそれぞれのコーナーに足を運び、手づくりの芸術を静かに鑑賞していました。 アンデパンダン展とは、ズバリ無審査、無表彰「独立の束縛されない。」ことの意味をもちます。同展はフランスのパリで起った芸術運動で、アカデミズムの保守性をきらう青年たちによって一八八四年五月、無審査、無表彰の展覧会を開いたのがことのおこりで、同展では、スーラ、セザンヌ、ボナール、マチス、ピカソなどのすぐれた画家たちが活躍し、新しい芸術運動の展開を促したものとして、同展の功績は高く評価されています。 今年の第二回アンデパンダン展には村民、村内在職者から絵画、彫刻、陶芸、織物、書道、写真の六部門に一二四点の作品が出展されました。期間中は家族ぐるみの参観や、友人同士さそいあっての参観で終日絶えない人出でした。それぞれの参観者は、一点一点じっくりと鑑賞する者、お目当てのコーナーへ走り行く者で、年ごと充実しきるアンデパンダン展になりました。 ※写真「テープカットされる山内徳信村長等」、「「ウネ!ミジラシムン」とお年寄りたちも村民手づくりの芸術を鑑賞」は原本参照