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1990年10月31日発行 広報よみたん
村農業協同合（松田善康組合長）主催の第18回村畜産まつりが十月二日、残波岬公園特設会場で開かれ、多くの人出で賑った。 本村の家畜改良・畜産経営の発展と畜産農家の技術交換、親睦交流を図ろうというもので、牛部門五○頭、豚部門二五頭、山羊部門一頭が出品された。又、まつりには村内保育園児らも詰め掛け、残波の雄大な自然の中で動物たちとのふれあいを満喫していた。 今月の主な内容 村畜産まつり・・・１ 村議会議員選挙・・・２・３ 議長・助役ら再選・再任・・・４ １０００㎡以上の土地取引には届出を・・・５ 読子連交歓研修・・・６ ねんきん相談室・・・７ 新百歳おめでとう・・・８ 読老連が大清掃・・・９ 第8回楚辺まつり・・・１０ 保健婦だより・・・１１ 座喜味の民話発刊・・・１２
任期満了に伴う読谷村議会議員選挙は九月四日告示、九日に投票が行われ、即日開票の結果、現職十六人、新人六人の新しい村議会議員が改選された。 今回の選挙には現職十七人、新人八人の計二五人が立候補、定数ニニ議席を争う激しい選挙戦が展開され、村内は選挙一色にぬりつぶされた。 開票の結果、新人がトップ当選するなど合わせて六人の新人議員が誕生。少数激戦での初当選を果した。 当日有権者数 ２０，５７８ 投票者数 １７，８７４ 男 ８，５７７ 女 ９，２９７ 投票率 ８６．８６％ 有効投票数 １７，７３１ 無効 １４３
村議選後の初議会となった「第二〇三回村議会定例会」が、九月二八日から十月九日までの日程で開かれ、議長に儀保輝和氏、副議長に知花治雄氏が再選された。 また、任期満了に伴う助役の選任や監査委員の選任も行われ、総務、文教厚生、建設経済の各常任委員長もそれぞれ選ばれた。 平成元年度一般会計・特別会計の歳入歳出決算が認定された他、激化の一途をたどる県内組織暴力団の村立抗争に歯止めを一と県警察本部長、嘉手納警察署長宛の「暴力団の壊滅と治安維持の強化に関する意見書」が採択された。 議長 儀保輝和 副議長 知花治雄 常任委員長 ○総務委員長 比嘉光義 ○文教厚生委員長 盛島秀貞 ○建設経済委員長 比嘉蕃信
任期満了に伴う助役選任は、現助役の安田慶造氏が再任された。 安田氏は、昭和四九年十月村助役に就任。以来十六年間現山内村長とともに村政発展の為、誠心誠意その職務を全う。氏の仕事に対する情熱と実践力、手腕力量は高く評価されており、平和で「人間性 豊かな環境・文化村」づくりの為更なる活躍が期待されている。
議会選出の監査委員に比嘉光雄氏が再任された。 比嘉氏は過去八年間、本村の公正で合理的かつ能率的な財政運営に資する為、監査委員としての職務を遂行、その実績と実践力は高く評価され又、温厚篤実な人柄に寄せる人望も厚い。氏の益々の活躍が期待されている。
任期満了に伴う村農業委員の選挙は九月十八日告示され、定数十六人に対し十七人が立候補、戦後初の投票による選挙となり、激しい選挙戦が展開された。 九月二三日投票の結果、十六人の農業委員が改選された。これで農協共済、農協理事、議会推薦委員の七人を含む二三人の新しい農業委員が決った。
先頃沖縄県は、県内各地で問題になっている土地買占めによる地価高騰を抑制するため、国土利用計画法に基づき、今までの那覇市・石垣市・恩納村に加えて新たに読谷村を含む31市町村を「監視区域」に指定しました。これにより県土の83％が監視区域に指定されたことになります。 読谷村でも最近、土地買占めの動きがみられ、地価上昇が予想され、さらには小規模な面積でのリゾートマンション建設を目的とした土地取引の動きが装予想されるため、平成2年10月12日～平成7年10月11日までの間、県知事への届出面積を、今までの5000㎡から1000㎡に引き下げ、地価上昇を抑制する目的に地価の監視体制を強化することになりました。 平成2年10月12日以降、1000㎡以上の土地取引を行おうとする場合は、取引の予定価格や利用目的を記した届出書を契約を結ぶ6週間前までに村長を経由し県知事に届出をしなければなりません。 届出を受けた知事は、取引価格と利用目的について審査を行い、価格が著しく適正を欠く場合や利用目的が土地の利用に関する計画に適合しない場合、さらに1年以上の土地売買で投機的取引と認められる場合等には取引の中止または変更を勧告をすることができることになっています。 それ以外の場合には、勧告をしない旨の通知（不勧告通知）をします。 この通知を受ければ当契約ができるようになります。 ※国土利用計画法とは 土地の投機的な取引および地価の高騰が全国にわたり国民生活に著しい影響を及ぼしていることに対処し、乱開発の防止による適正な土地取引確保を図るため、国土利用および土地利用基本計画を作成するとともに土地取引の規制、遊休土地に関する措置等を講ずることにより、総合的かつ計画的な国土利用を図ることによって、健康で文化的な生活環境の確保と国土の均衡ある発展を目指すものである。 ※監視区域制度とは 都道府県知事は地価が急激に上昇し、または上昇するおそれがあり、これによって適正かつ合理的な土地利用の確保が困難となるおそれがあると認められる区域を、期間を定めて、監視区域として指定することができる制度
今年百歳の仲間入りをしたのは町田ウシさん（古堅六一－六）大湾岩三さん（渡具知一五九）知花清さん（高志保一四一七）の三人、共に元気に百歳を迎え、子や孫はじめ地域の人々の盛大な祝福を受けた。 これで昨年の金城ウシさんに加え、本村における百歳以上の長寿者は四人となった。 九月十五日の敬老の日、山内徳信村長、県の川上康雄審議監らが新百歳の方々を一軒一軒訪れ祝福。山内村長より祝状や祝金、記念品が県知事より祝状と記念品が贈られ又、内閣総理大臣からは祝状と銀杯が伝達された。山内村長、川上審議監がお祝いの言葉をかけると三人共しっかりとした口調でお礼を述べていた。 町田ウシさん 明治二三年五月一○生 いつも明るく朗らかに好き嫌いなく何でも食すきょうだい揃って長寿の秘訣はここに。朝食はパンと牛乳の現代的なウシおばあちゃん 大湾岩三さん 明治二三年七月一○生 かつて闘牛で鳴らした元気者闘牛こそ我が人生 トーカチ（88歳）を迎えるまでひとりで闘牛観戦に沖縄市までエネルギッシュな岩三じいさん 知花清さん 明治二三年八月一○生 書に親しみ日記を付ける優雅な心 朝晩の温風摩擦と腹八部で自らの健康管理を。規則正しい生活を人生慌てず急がず心豊かな清おばあちゃん
老人ふれあいのつどいが九月十二日、村総合福祉センターで開かれ、ひとり暮らし老人や老人夫婦世帯、又村出身の施設入所者を招き激励した。健康でいつまでもお元気でと老人クラブ、民生、児童委員、給食調理、運搬ボランティア、家庭奉仕員らが参加。読老連、新垣満子琉舞研究所、しあわせ保育園児らが三味線演奏、琉舞、ゆうぎを披露した。 又、園児らに肩たたきに老人の顔もほころび、心ふれあうひとときを楽しんだ。
家庭奉仕員を中心に毎週火・木曜日の二回実施されているデイサービス。 独居老人、寝たきり、痴呆性老人の自立更正援助や介護家庭の負担を少しでも軽減しようと昨年十月より実施された。保健婦による健康相談にはじまり、入浴サービス、折り紙、そして舞踊にカラオケと楽しみはつきない。老人達にとってこの日は、大切な語らいの場として心待ちな日である。
